ブログネタ
日本映画2 に参加中!
0488fa11.jpgこの映画は絶対観たいと思ってたんですよね。もう10年くらい前になるのかな?この映画のもとになった出来事、大阪の小学校であるクラスで行われた「豚を飼育して食べる」という実践教育の様子を取材したドキュメンタリーを私はとても強い関心を持って見続けていました。

出演者はその他に、大杉漣、田畑智子、池田成志、ピエール瀧、清水ゆみ、近藤良平、大沢逸美、戸田菜穂、原田美枝子

+++ちょいあらすじ
新任教師の星先生は6年2組の担任となり、着任早々に「卒業までの1年間ブタを飼育して最後にみんなで食べる」というプロジェクトを提案し子供たちは騒然。でも子供たちはすぐに乗り気になって賛成。星先生は校長先生に授業計画を説明し許可を得て26人の生徒たちと飼育作業を開始した。最初は戸惑った子供たちもすぐに慣れて愛着を抱くまでになりPちゃんという名前までつけて可愛がりだしてしまう・・・
+++

何年経っても決定的な答にはたどり着けそうにない深くて重いテーマですね。子供たちには白紙の台本を与えたという演出通りに後半の学級会などはまるでドキュメンタリーのような緊張感でした。演技をしているのとは何かが違う真剣さがビシビシと伝わってくる場面です。

そもそも家畜として飼い始めた豚に子供たちが感情移入しペットになってしまった事が悲劇といえば悲劇なのかな。畜産業者に関わる人や自給自足の生活をする人から見ればもっと厳しく現実的な意見もあるんでしょうけど、そういう現場に直に触れた事が無い人たちにとっては、食べ物と生命の関係性を考える機会なんてなかなかある事ではないし、校長先生のセリフにもあったけど成功するかどうかよりその過程で何を学ぶかが子供たちにとってとても大事な事なんだと私も感じてました。

当時のニュースは大きな反響を呼び賛否両論の大論争を巻き起こしたと記憶してます。この映画には私が知ってるエピソードは全て盛り込まれていたように思います。特にクラスを真っ二つに分断しての大激論はドキュメンタリーで見た通りのリアルな感情のぶつけ合いだったと思います。子供たちが涙ながらに意見をぶつけ合っているのを見て、何が正しくて何は間違ってるかや導きだされた結論より、子供たちが命を大切さについて真剣に取り組み過ごした姿に感動しちゃいました。

自分が普段食べてる牛肉や鳥肉だって誰かが食肉用として処理してるわけなのにお店で買うときにはそんな事全く意識しないですよね。この話を知ってからは私は心の片隅に留め置くようになって、ムダに食べ物を残したりしないよう心掛けるようになった気がします。劇中でも太った男の子のお父さん(ピエール瀧さんが演じてました)のセリフに同じような言葉があってスゴク共感しちゃいました。

何でも批判するだけなら簡単なんですよ。間違ってない自分は優位にものが言えるんだし。でもこの出来事から学んだ全ては子供たちにとって大きな財産になるし、無関係だった私たちもこうして共有していける事はとても大切だと感じました。

ちなみに私は「食べる派」です。でも正確には「感謝の気持ちを持って食べる(いただきます)派」なんです。


共感度★★★★★