6a2b4568.jpg何故かわかんないけど『蛇にピアス』とこれはセットで読まなきゃいけないようなイメージがあってこちらにも手をのばしてみました。でも、もともとはこっちのほうが好みの作品っぽくて読んでみたいとは思ってたんですよね

+++ちょいあらすじ
長谷川初実(ハツ)は、陸上部に所属する高校1年生。気の合う者同士でグループを作りお互いに馴染もうとするクラスメートたちに、初実は溶け込むことができないでいた。そんな彼女が、同じくクラスの余り者である、にな川と出会う。彼は、自分が読んでいるファッション雑誌のモデルに、初実が会ったことがあるという話に強い関心を寄せる。にな川の自宅で、初実は中学校時代に奇妙な出会いをした女性がオリチャンという人気モデルであることを知る。にな川はオリチャンにまつわる情報を収集する熱狂的なオリチャンファンであった。(Amazonより引用)
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なるほどねェ、なかなか面白かったですヨ。苦々しくて、もやもやしてて、圧迫感もあるけど、その中にもみずみずしさや眩しさも感じる現代的な青春物語でした。

主人公の女子高生・ハツがとてもイイ。友達がいない事をあえて作らないんだとする意地の張り方や友達に合わせ仲良しを演じる事の苦痛から逃れるため、本当は寂しいのに孤独を選ぶ強がり。ハツは周囲を批判しつつ自分にも問題があることを自覚してるんですよね。だから恥ずかし気もなくアイドル好きの趣味をさらけ出してきたにな川君にハツは興味を持ち親しみを感じたのかもしれません。鎧をまとわないにな川君に対してハツも身構えることなく自由な気持ちでいられたのかもしれません。

あの『蹴りたい』感覚って漠然とだけどわかる感じがしちゃいます。苛立ちではあるけで愛しさもあるような、可愛いから意地悪してみたくなるような感覚なのかな?にな川君を見下す気持ちもあったのかもしれないけど、同時に彼なら大丈夫という甘えや安心感もあったのでしょう。蹴りたい衝動にかられるという事はハツが自分らしくいられる瞬間であったんでしょうね。