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4c2c444a.jpgあの『CASSHERN』の。もう一度リピート(笑)。あの『CASSHERN』の紀里谷和明監督が5年ぶりの最新作はやっぱり前作同様CGバリバリの映像みたいですね。でも『CASSHERN』は画面はくらいは台詞はボソボソだったのに比べるとこちらは明るくてちゃんと台詞も聞き取れそうです(笑)。シネコンのロビーで上映されてた宣伝PVを観た感じだと面白そうに思えたんですけど、さてさて。

出演はその他に、広末涼子、ゴリ、要潤、玉山鉄二、チェ・ホンマン、佐藤江梨子、戸田恵梨香、鶴田真由、りょう、藤澤恵麻、佐田真由美、深澤嵐、福田麻由子、広田亮平、田辺季正、佐藤健、蛭子能収、六平直政、小日向文世、中村橋之助、寺島進、平幹二朗、伊武雅刀、奥田瑛二

+++ちょいあらすじ
1582年。天下統一を目前にして家臣・明智光秀の謀叛により織田信長が暗殺される。しかし、すぐに信長の重鎮である豊臣秀吉が光秀を討ち信長の後を継いで天下をとり国を治め始める。そんな時代の中である一人の大泥棒が世間を賑わせていた。その者の名は石川五右衛門。五右衛門は金持ちから金銀を盗み貧しきものに分け与え庶民たちを熱狂させる英雄となっていった・・・
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ワァオワオ、面白かったァ。紀里谷監督見事に汚名返上ですね(笑)。でも、やっぱり映画は先ず脚本だなァとつくづく思います。戦国の世を駆け抜けてきた時代の表と裏のヒーローたちを独自の世界観を舞台に新たなキャラクターとして再生し、そして史実を奇抜にアレンジしたストーリーの中で溢れんばかりの躍動感いっぱいに活躍させる。このストーリーが面白くて楽しめたからこそ、この紀里谷ワールドな映像の世界も楽しめるんだと思いました。

正直なとこ序盤は『CASSHERN』の後遺症もあって(笑)ついて行けるか不安もあったし最初のアクションシーンは何だかゲーム画面っぽくて、ウーン、、、って感じだったんだけど、ミュージカル風でエンタメチックな遊女たちとの宴のシーン辺りから思いっきり突き抜けてきた感じがしてきてこの世界観にハマっていったんですよね。その後はもう子供の頃に全盛期の角川武侠ファンタジーに親しんだあの感覚も思い出されてきたりしてもうワクワクドキドキしっぱなしの楽しい時間が過ごせました。

私は明智光秀が好きなので必然的に豊臣秀吉が好きじゃないんですが、そんな二人にあんなエピソードがあったなんてセンセーショナルですね。その秘密はたしかにスゴイかも。言うなればこの秘密を起点にしてドラマは大きく激しく転がりだしていくわけで、まさに起爆剤となってサスペンスフルな時代活劇の様相を呈して行くわけです。

もう一人好きなキャラは猿飛佐助です。これは子供の頃に見たアニメ(白土三平さんの漫画だったかな?)の影響なんですけどそのアニメでは佐助は少年で修行中の甲賀忍者だったと思います(思い出したついでに書いておくと少女が主人公の猿飛えっちゃんというのもあった気がする)。霧隠才蔵も佐助の仲間で二人は共にかの有名な真田十勇士です。この映画では石川五右衛門の子分役で劇中の台詞で将来は真田家に仕官したいみたいな事を言ってましたね。この佐助は間違いなく物語のキーパーソンなんですが、何故かヘタレでドジで格好良くなくてたいした活躍もしてくれなくて、おかげで私の佐助のイメージがガタガタに崩れてしまいました。

ゴリさんは嫌いじゃないし、このキャラ設定ならたしかに適役なんだろうけど、でもあのラストで驚きはしたけど情感があまり沸かなかったんですよね。基本的にはこの物語の道化役でしたね。私の好みで言えばもっと繊細でナイーブな少年(例えば林遣都くんとか)という設定にしてですね、この世の中の有り様を嘆き憂いでもらった上であのラストに繋げてくれればより良かったんじゃないかなと思います。あくまでも私の好みですけどね。

そんなわけで、佐助役といかにもクロマキーな映像をもうちょい頑張ってくれれば大満足だったかもしれないと惜しい気持ちがありつつもしっかり堪能出来て楽しめた作品でした。


満足度★★★★