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DUPLICITY.jpg上映している劇場が少ないわりにはTVで宣伝スポットをよく見かけるんですよね。一応、主演がジュリア・ロバーツとクライヴ・オーウェンで監督が『フィクサー』のトニー・ギルロイなんだから、映画としての格はありそうに思うんですが、ワタシ的にはお互いが元CIAと元MI6諜報員という経歴の恋人が繰り広げるドラマというのにちょっと惹かれました。これってスパイ・コメディってことでいいのかな?

出演は、ジュリア・ロバーツ、クライヴ・オーウェン、トム・ウィルキンソン、ポール・ジアマッティ、デニス・オヘア、トーマス・マッカーシー、キャスリーン・チャルファント、ウェイン・デュヴァル、ダン・デイリー、リサ・ジラン、リック・ワーシー、オレグ・ステファン

+++ちょいあらすじ
かつてはイギリスのMI6所属の諜報員だったレイは産業スパイに転職。そして今は新興企業エクイクロム社に雇われ大手のライバル会社のB&R社を監視するチームに加わっていた。そんなある日、B&R社に潜入し対敵情報部で活動する情報提供者に接触しようとすると、その人物は以前出会って一夜を過ごしたことのある元CIA諜報員・クレアだった・・・
+++

ノリは軽いけど、脚本はなかなか練られていて演出は軽妙。何より全く予想出来なかったオチには脱帽でしたね。ちょっとズルイという気もするけど気持ち良く騙されたのでとても爽快な後味でした。

クライヴ・オーウェンの主演するスパイ映画と聞いていたからてっきりアクション映画なんだと思ってたんだけど、スパイはスパイでも産業スパイだったんですね。ワタシ的には頭脳戦的なこっちのほうが好みな事もあってストーリーを堪能出来て楽しかったです。

元MI6の諜報員レイと元CIA諜報員のクレアは共に現在は産業スパイとして活動し偶然の再会します。冒頭でまず二人のある過去のエピソードが描かれるのだけど、それがロマンスだったのかそれとも因縁なのかどっちつかずの思わせぶりなところがこの物語の軸となっていくんですね。敵なのか味方なのか軽くぼかすだけでも観る側は勝手に考え振り回されてしまうのですが、それをクライヴ・オーウェンとジュリア・ロバーツという大物二人が演じてるだけに説得力もあってまんまと騙されてしまった感じもします。

決して難解なお話ではないんだけど、時系列を時おり遡ったりする事で「実は以前こんな事がありました」とネタバラシをしつつ、さらに微妙なニュアンスの会話で疑念も抱かせたりして観ている私を巧みにレイとクレアの計画にどっぷり引き込んでいくあたりはなかなか巧妙といえば巧妙。

展開が二転三転というお話ではないんだけど結末はある意味どんでん返し。というか、そんなオチは全く予想不可能だったのでまんまと嵌められた自分に大笑いしちゃいました(笑)。

それにしてもスパイってどうして色恋に弱いんでしょうね?


娯楽度★★★☆