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サマーウォーズ私の大好きな『時をかける少女』の細田守監督の最新作です。とっても楽しみにしていた映画でいつもは映画を観る前の情報収集は控えめにしてるんですけど、気になってついつい手をだしちゃってるんですが、僅か5分の本編オープニングを観ているだけでもワクワクしちゃいました。

声の出演はその他に、谷村美月、斎藤歩、横川貴大、信澤三恵子、谷川清美、桐本琢也、佐々木睦、玉川紗己子、永井一郎、山像かおり、小林隆、田村たがめ、清水優、中村正、田中要次、中村橋弥、入山法子、板倉光隆、仲里依紗、安達直人、諸星すみれ、太田力斗、皆川陽菜乃、富司純子

+++ちょいあらすじ
17歳の高校生の小磯健二は数学が得意であとちょっとのところで数学オリンピックの日本代表になりそこねたという少年。ある日、健二は憧れの夏希先輩から一緒に長野の実家へ旅行するという奇妙なバイトを頼まれ引き受けるが、行ってみると夏希先輩の実家は由緒ある家柄で祖母の誕生日に大家族が集結しているという。そして健二には皆の前でフィアンセのフリをしてほしいと夏希先輩から頼まれてしまう・・・
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今後のラインナップを考えてももしかして今夏のナンバー1はこの映画?ウーン、私はあくまでも好みで決めてるので『ボルト』と甲乙つけがたけど何はさておきとにかく面白かったァ、お腹いっぱい大満足です。特撮の世界ではなかなかハリウッドに追いつけないけど、アニメーションにおいては日本のポテンシャルは凄いですね。素晴らしい映像美は芸術の域でしたね。

いくら映像で頑張っても肝心のストーリーが楽しめないと私の場合ダメだなんですけど、もちろんドラマとしての面白さにはぬかりはありません。攻めるとこは豪快にとことん攻めて守るとこはしっかりじっくり守るような大胆かつ繊細な描写が物語にとてつもない躍動感を生み出していったように感じられました。

人工知能プログラムが巨大システムを乗っ取って大暴走し世界を震撼させるとか、それを阻止しようと奮闘するのが数学が得意な普通の高校生という設定は近未来SFファンタジーとしてはままありがちな設定なんですけど、先進的ネットワークのバーチャルな世界と長野の山間にある由緒ある家柄とその大家族という対象的なコミュニティを対峙させていく展開は絶妙でしたね。

現実の社会システムとも密接にリンクする世界的な巨大ネットワーク社会「OZ」が「ラブマシーン」という人工知能プログラムに乗っ取られたことによって現実社会にも影響を及ぼし始めます。社会の混乱は日常生活レベルに留まっていると思われていましたが、突如、大家族の陣内家を襲った悲劇が間接的とはいえ「ラブマシーン」に一因がありさらに大きな危険がありうることに気づいた主人公・健二と陣内ファミリーは「ラブマシーン」をやっつけようと立ち上がるのでした。

一応、群像劇と言ってもいいのかな?活躍するのが健二だけじゃなく陣内ファミリーがそれぞれ自分の得意分野で貢献し頑張ってるのがいいんですよね。キングカズマにその師匠に電気屋や自衛隊に消防士。クライマックスの見せ場ではまさかの夏希先輩登場でしたけど、あの花札対決には大盛り上がりしちゃいました。でも、その後にちゃんとカズマと健二の見せ場が用意されてる辺りが巧いんですよね。祖母を求心力に家族が一丸となって戦いその姿に世界の人々が共鳴していく展開はとても壮観で感動的でしたね。

こういうご時世なのでネット内のバーチャルな世界を描いた作品はよくありますけど、表現としてイマイチに思う事が多かったんですよね。でもこの作品の世界観の構築はお見事でしたね。冒頭の「OZ」の案内だけでその世界観を説明して引き込んじゃう演出も上手かったと思いますヨ。一応はIT業界にもいたくせに私はアバターもネットゲームも全く関心がないんですけど、あの「OZ」の世界は面白そうでやってみたい気持ちになっちゃいました。

大家族といっても登場人物たちはあくまでも普通の人々たちで、陣内家での彼らのドラマも日常の風景でしかなかったのにそれが「OZ」ワールド内の敵と戦っていくうちに物語がとてつもなく壮大なスケールへと広がっていくところがとっても観応えがあってハラハラドキドキの大興奮でした。

それにしても富司純子さんは声優でも素晴らしい演技でしたねェ。そしてあのお婆ちゃんの格言とカリスマ性。最高ぅ。とりあえずご飯食べなくっちゃね(笑)。


電脳度★★★★★