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わたし出すわ森田芳光監督の作品だというのは知ってましたけど、これがあの『(ハル)』以来のオリジナル脚本だというのはつい最近知って驚きました。そうなんだ、『(ハル)』以降はオリジナルってこれまで無かったんですね。『(ハル)』は邦画ではネット社会を初めて描いた作品として公開当時は話題にもなり私も大好きな映画なんですけど、ぜひこの作品にも同じような期待を抱いて観に行きたいと思うのでした。

出演はその他に、山中崇、小澤征悦、小池栄子、仲村トオル、小山田サユリ、ピエール瀧、北川景子、永島敏行、袴田吉彦、加藤治子、藤田弓子、天光眞弓、原隆仁、佐藤恒治、富川一人、鈴木亮平、吉増裕士、入江雅人、武田義晴、小川岳男、一太郎、林剛史、珠木ゆかり

+++ちょいあらすじ
久しぶり東京から生まれ故郷に戻ってきた山吹摩耶は高校時代の同級生たちと再会する。市電の運転手を勤める道上に会った摩耶は彼が以前に世界の路面電車巡りに憧れていた話を思い出し、その旅行資金を私に出させてほしいと提案し道上を驚かす・・・
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謎です。謎すぎてます。マヤさん、あなたいったい何者ですか?まさか最後まで種明かし一切無しとは思わなかったし、結局何を描きたかったのかよくわからないんですけど、決して退屈ではなく思わせぶりな何かに引き付けられてしまう作品でした。だからって面白かったとも言いにくいんですけどねェ。

久々に生まれ故郷の函館に帰ってきた山吹摩耶は高校時代の4人の友人たちに会いに行きます。そして何故か彼らの夢を叶えるために自ら大金を快くプレゼントしてしまうのです。

常識ではとても考えられないこのマヤの謎めいた不可解な行動を軸にして4人の友人たちに起こるドラマが描かれていくわけですが、それは必ずしも良い事ばかりではありません。お金によって未来が描けたり希望が持てる事もあれば、翻弄され欲に溺れ人生の破滅にも致る事もあるわけで、この物語はそんな風にお金の意味や価値観を問い掛けながらその次第に浮き彫りになる人間性を描いてる作品と言えるでしょう。

道上くんの世界の路面電車を巡り旅の資金。サクラの夫が箱庭協会の会長になるための資金。有望な陸上選手の川上くんが渡米して治療を受けるための資金。実業家の夫が亡くなりセレブから一転して一文無しになったサキの生活資金。保利くんの養魚の研究開発の資金。マヤからのプレゼントは使ったり使わなかったり、別の事に使われたりといろいろなパターンがあるのですがどうやらマヤは自分の人生に影響を与えてくれた友人たちに感謝の気持ちで恩返しをしてたみたいですね。そしてそもそもは病床にある母の治療のためにお金を稼ぎ注ぎこんでいたみたい。まぁハッキリと説明があったわけじゃないんだけど、そう解釈する以外に思いつかないんです。

結局マヤの大金は不労所得ってこと?だとすると別に秘密めいたものでもないし驚きもないですよ。むしろ可能性としては真っ先に思い浮かぶし。そして大盤振る舞いするマヤの動機もハッキリとはわからなくて、かゆいとこに手が届いてくれない物語なんです。掴み所があるようでないような、掴めてるのか掴めてないのかも何だかよくわからないせいか、この感想もまとまりがなくなってしまいました。

着想はスゴク面白そうで惹かれるものがあったんですけど、ウーン、、、アイデア倒れかな?


満足度★★★