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ラブリーボーン製作総指揮スティーヴン・スピルバーグ、監督ピーター・ジャクソンとビッグネームで煽られちゃったら期待しないわけにはいきませんよね。予告編の段階で既に物語の重要どころが明らかにされちゃってるような気がしないでもないけど、本編にはそれよりもっと凄いドラマがあるんじゃないかとワクワク楽しみにしてました。

出演はその他に、レイチェル・ワイズ、スーザン・サランドン、スタンリー・トゥッチ、マイケル・インペリオリ、マーク・ウォールバーグ、ローズ・マクアイヴァー、クリスチャン・トーマス・アシュデイル、リース・リッチー、キャロリン・ダンド、ジェイク・アベル、ニッキー・スーフー、トーマス・マッカーシー、アンドリュー・ジェームズ・アレン

+++ちょいあらすじ
14歳の少女スージー・サーモンはある日の学校の帰り道に近所に住むミスター・ハーヴィに声をかけられとうもろこし畑に作られた地下室へと案内される。しかしそれはハーヴィの罠でスージーは帰らぬ人となり彼女は天国へ行くその手前に留まり家族たちのその後を見守り続ける・・・
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観応えあったし目頭にもウルっときて面白かったです。ですが、何故かスッキリしない後味なんですよねェ。もっと泣けるかと期待し過ぎてたのかな?まず、予想してた通りで事前に内容を漏らしすぎなんですよね。主人公のスージーが殺されるのは既にわかってるのにけっこうそこまで時間かけてましたもんね。さらにチラシには監督の悲しい結末にしないというコメントまで載ってましたし。

物語の中でスージーの身に起きる物凄く理不尽で残虐な出来事とこの作品全体を包みこんでいるファンタジーの色合いは微妙にアンバランスのまま描かれていきます。それはこの作品の良いところでもあり欠点にもなりそうに思うんだけど、サスペンスの緊張感が物凄く高まってる状態のところで突然明るいノリに変わってしまうのにはやっぱり違和感があるというか、せっかくドキドキする展開になったのに水を差されてしまった感じは否めません。。

製作者のたんなる悲しいお話にはしたくないという意図はわかるんですけど、だからといって無垢な14歳の少女が変態男の餌食になってしまうという状況に対してはいくらファンタジー色で包んでも明るく楽しむという気分にはなれるもんじゃないでしょう。むしろ重々しくシリアスな展開が良かったくらいなので余計にそう感じるのかもしれません。

基本的にスージーは死後に現世に対しては何もアクションは起こさないないんですね。よくありがちなゴーストとなって活躍して事件を解決するようなお話(ようするに『ゴースト ニューヨークの幻』)みたいに超常現象などに頼らずに現世の事件を解決し家族の再生を描くという展開にはとても好感が持てたのですけど、スージーの視点で事件に真相に迫ろうとする家族や深い喪失感から立ち直り再生する姿を描いていくんだと思ったらそういうのでもなかったんですよね。天国の手前にいるスージーの世界と現世とを並行し連動させながら物語は一つの結末へと向かっていくのです。

犯人ハーヴィの不気味さ猟奇さもかなり際だって強い恐怖感を抱くほどで、その狂気の犯行が次に誰に向かうのか、物語そのものには飲み込まれていくのですが、前述通り肝心の主人公スージーが絡んでこないものだから彼女の存在が何だか宙ぶらりんになっているのです。

せめてスージー事件の結末がもっとハッキリした形で終えたなら良かったと思うんですけど、犯人が捕まったわけでもないし何だか煮え切らずモヤモヤ状態。現世の展開に合わせてスージーの世界にも突然人が増えるんですけど、あれはみんなハーヴィの被害者なのかな?スージーが見えるというルースも最後にようやくそれらしき出番がきて、ガラス越しにスージーが見えたときはかすかに感動しちゃいましたけど、でもそれが事件の解決に繋がるわけでもなく拍子抜けしてしまうような意外な形で決着?を迎えるのです。

観ている時にはけっこうハラハラドキドキさせられていて、つまらなかったわけじゃないんだけど、やっぱりあの結末はかなり腑に落ちません。ファンタジー大好きな私としてはそのファンタジーが物足りなかったのですが、サスペンスドラマとしては濃厚で楽しめました。それだけにあのラストにきての間延びした展開は残念なんですよね


堪能度★★★☆

ところで全然話は変わりるんですけどこの日のシネコンのロビーでTV局の取材らしきものをしていたんですが、なんとそこにフジテレビの軽部アナがいました。やっぱり蝶ネクタイでした(笑)。