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しあわせの隠れ場所普段それほど映画を観ないアメフト好きの知人がこの映画を観ぜひたいと訴えていたのでそれをきっかけに注目していた作品なのですが、先日初めて目にした劇場予告編だけで少しウルっときちゃったんですよね。これはかなり良さそうな作品なんじゃないかとワクワクしてました。私もスポーツ映画は大好きでさらに大好きな実話モノなのもあってかなり期待の作品です。

出演はその他に、ティム・マッグロウ、クィントン・アーロン、キャシー・ベイツ、リリー・コリンズ、ジェイ・ヘッド、レイ・マッキノン、キム・ディケンズ、キャサリン・ダイアー、アンディ・スタール、トム・ノウィッキ
監督: ジョン・リー・ハンコック

+++ちょいあらすじ
不遇な家庭環境に生まれ小さい頃に家族と引き離されその後はホームレスのような生活を送っていた黒人少年のビッグマイクことマイケル・オアー。善意ある人の尽力によって高校には入学出来たものの居候先の家にも居づらくなり再びホームレス状態となってしまいます。そして雨の降る寒い夜のこと。Tシャツと短パン姿で歩くマイケルを見かけたリー・アン・テューイは彼を自宅へと招き入れます。リー・アンは当初こそマイケルを気の毒に思い自宅に受け入れたものの素性を知らない相手ゆえに不安も抱きます。しかしマイケルの抱える孤独や寂しさ、そして彼の魅力ある人間性に気づき不安は杞憂であることに気付いた彼女は家族のように受け入れることを決意するのです。
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アメリカらしい、アメリカならではの感動のヒューマンドラマでした。サンドラ・ブロックの渾身の作品ですよね。サンドラ・ブロックはこの作品でオスカーにノミネートされてますけど、彼女に獲らせてあげたい気持ちがグッと高まってしまいましたね。

序盤のうちからウルウルと涙腺が緩みだしてきちゃってその後にいいシーンがいっぱいあって何度も泣かされましたけど、でもだからといって泣ける映画だから素晴らしいというわけじゃないんです。とっても楽しくて嬉しくて気持ちのいい映画なんです。笑えるところもいっぱいありました。この物語の素敵なところは何よりも主人公たちの人間性とあふれる愛情。彼らの純粋で温かくそして強いハートに胸がキュンキュン締め付けられてしまったのでした。

この映画は不遇な環境からアメリカン・フットボールのプロ選手になったマイケル・オアーの人物伝でありマイケルにそのチャンスをもたらすことになった女性リー・アンを描く物語であるわけですが、主人公という意味ではリー・アンの夫ショーンや娘コリンズ、息子SJ(ショーン・ジュニア)も外すわけにはいかないんですよね。この家族がたまらなく素敵なんですよ、ホントに。アメフトの選手のお話だけに観る前はスポーツ映画っぽく思ってましたけど、これは血の繋がり以上に深い愛情と絆で結ばれた家族の姿を描いた作品なんですよね。

多くの飲食店を経営する夫ショーンは文字通りの家族の大黒柱ですがこの家族の精神的支柱は妻のリー・アンなのでしょう。リー・アンを中心に心を一つにするこの家族はマイケルを受け入れることに誰も文句は言いません。無邪気な少年SJはともかくとしても年頃の女の子コリンズにとっては不安もあっただろうし同じ学校だけに友人の目も気になったはず。でもコリンズはきっと両親をとても尊敬していたに違いありません。母の姿を見習うように自分も行動していくのです。親の愛情を全く知らずに育ったマイケルにとってリー・アンたち家族が自分へ注いでくれる愛情は彼のこれまでの人生で味わったことのない幸福だったことでしょう。そして勉強は苦手ながら類い稀な保護本能を持つマイケルはリー・アンたちを家族として守ろうとするのです。

マイケルは優れた身体能力と保護本能によってアメリカン・フットボールの才能を開花させていきますが、その過程でもリー・アンのサポートはとても重要なんですよね。マイケルにとって幸運だったのはリー・アンたちが裕福な家族だっただけじゃなく熱心なスポーツ愛好家だったのも大きいでしょう。ただそれゆえにリー・アンの気持ちがやや走り過ぎてしまいマイケルの大学進学に際してマイケルに不信感を抱かせ彼の心を傷つけてしまうのです。

リー・アンは善い人だけど人格的に素晴らしいとかそういうわけでもないんですよ。独善的とは言わないまでもちょっと強引に行動してしまうところもあるのです。でもそれは彼女の魅力でもある強さと行動力の副作用みたいなものでしょう。マイケルがリー・アンと出会い彼女の家族に迎え入れられたことは、マイケルと似たような境遇な若者たちがエピローグにあったように不幸な人生を歩んだのと比べれば極めて幸運な出来事だったと言えますけど、それもリー・アンの強い意志と行動力があったからこそだし、その後のマイケルの成功と幸せも全員の大きな家族愛があってこそなんですよね。

誰もがリー・アンのように行動出来るわけじゃないし、マイケルにとって幸運が揃っていたのも確かだとは思いますが。実はリー・アンこそ類い稀な保護本能の持ち主で家族たちはみな彼女の強いハートを受け継いでいたのでしょう。


感動度★★★★★