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ダーリンは外国人劇場予告編での「ぶん殴るの”ぶん”ってどうして”ぶん”なの?」がやたらとツボにハマってしまいました。たしかにどうして”ぶん”なんでしょうね?でも”ずん殴る”も”どん殴る”も微妙で”ぶん殴る”が一番しっくりくるのもたしかですよね。そんな異文化ならではのユーモア溢れる外国人男性と日本人女性カップルの日常を描いたコミックエッセイ『ダーリンは外国人』を映画化した作品です。宣伝用に配布されたお試しコミックを読みましたが私好みの面白さで映画もさらに楽しみになっちゃいました。

出演はその他に、国仲涼子、戸田菜穂、國村隼、大竹しのぶ、入江雅人、川岡大次郎、坂東工、パトリック・ハーラン、ダンテ・カーヴァー、ガウ
監督:宇恵和昭

+++ちょいあらすじ
漫画家志望のイラストレーターのさおりはトニーと数回のデートを経てついに恋人になった。トニーは漢字の美しさに魅了され来日したアメリカ人。さおりからは語学オタクと言われるように日本語への興味は熱く、トニーの何気ない日本語への疑問が時おりさおりを困惑させていた・・・
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度肝抜かれましたァ(笑)。笑いを期待して観にに行った映画でしたけど、笑い以上にこんなにも泣かされるなんて思ってもみませんでした。とってもハートウォーミングなラブ・コメディ、そして家族の物語です。

苦手だった井上真央ちゃんに『僕の初恋をキミに捧ぐ』で泣かされたものの、あれはたまたまとまだ警戒心もあったのに見事な二打席連続ホームラン。これで私の苦手意識は完全に払拭されたみたいです。

私もトニーさんほどではないですけど語学は好きなんですよね。教育テレビの語学講座をただ見ているのも好きなんですよね。でもこの映画を観てたらあらためて日本語っていいなって思いました。しかも私は日本人でありながらも日本語がまだまだ知らない事だらけで言語の奥深さを感じさせられました。和語と漢語の違いなんて知識としてそれなりにあっても日常生活で気にすることなんでないですもんね。そうそう「つかぬこと」ってたしかにどんな事なんでしょう? (家に帰ってから辞書で調べてみると要するに「他事」という意味で「つかぬこと」とは「それまでの話と関係のないこと。話し言葉だが、わりあい丁寧な言い方。だそうです」。でも結局「つかぬ」がわからない)

でも学問として好きというより会話、コミュニケーションそのものが好きなのかも。実はトニーも同じだったようでこの物語の核心もそこにあり私の琴線にも思いっきり触れてきたんですよね。

仲良く同棲生活を送っていたサオリとトニーでしたがサオリの漫画がある出版社の目にとまり忙しくなってくるとトニーとの会話もめっきり減ってしまいます。しかし仕事に没頭するあまりサオリはトニーの気持ちには気付かずいつしか二人の間に溝が生じてしまいます。

同じ文化同じ言語を有していても他人同士が分かり合うためにちゃんと向き合って気持ちを伝えなければなりません。逆に言えばお互いが気持ちを伝えようと努力すれば異文化や異言語ね壁も乗り越えられるんです。大切な思いはちゃんと言葉にしなきゃいけないし、何より行動する事が大切なんですよね。私が以前から思っていたそんな事がこの物語にもこめられていてとても共感しちゃったんです。

そして終盤はもう涙腺が緩みっぱなし。まさかこのドラマの流れであんな悲しい出来事が起きるなんて意外でしたけど、その後の展開ではお父さんの存在感が物語の大きな鍵となってサオリとトニーのドラマを突き動かしていくのです。それがただ悲しいだけじゃなくて、笑い泣き、嬉し泣きへなっていくところが健康的にもとてもヨカッタです。短いシーンでしたけど日本映画の海外ロケで久々に感動の場面に出会えたような気がします。心がポカポカに温まる素敵なあのラストシーンにはとびきり感動しちゃいました(涙)。

ところでサオリの父が倒れたという報せが入った時の部屋の時計が指していた時刻と帰宅直後の時刻。たった45分しか違わなかったように思うんだけど記憶違いかな?まぁどうでもいいことなんですけどね(笑)。


感動度★★★★☆