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オープン・ウォーター2先日鑑賞した『フローズン』とタイミングを合わせたわけじゃありませんが、劇場公開時はスルーしちゃっで、そのうちDVDで観ようと思っていたのを『フローズン』の公開でたまたま思い出して、レンタルも出来たので鑑賞してみました。

出年はその他に、リチャード・スパイト・Jr、ニクラウス・ランゲ、アリ・ヒリス、キャメロン・リチャードソン、エリック・デイン

+++ちょいあらすじ
メキシコ湾のマリーナに浮かぶ大型ヨット「ゴットスピード"号」にヨットの所有者ダンの呼びかけで旧友の男女5人が集まりクルーズへと出発した。久々に再会した彼らは話に花を咲かせ盛り上がっていると先に同乗していたダンの恋人ミッシェルが泳ぎたいと言い出し彼らは海に入り始めるのだが・・・
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私はこの二作目はフィクションだと思っていたんですけど、冒頭に実話だというテロップが表示されていきなり見方が変わっちゃいました。ちょっと姿勢を正して鑑賞(笑)。

基本的には前作『オープン・ウォーター』と同じく海上で主人公たちが孤立無援の窮地に陥るシチュエーション・スリラーですけど、今作は登場人物が6人と0.1?ということで限られた設定ながらも彼らがそれぞれに選択していく運命のドラマに呑み込まれていくのです。

前作はダイバーたちをボートでダイビングスポットへ連れてきたガイドの勘違いによるミスから一組のカップルが取り残され悲劇に見舞われるというお話でしたけど、今作は悲劇の当事者たちの一人であるバカ男の愚行が引き金となって起こってしまうという物語です。

投資家として成功したダンの呼びかけで久しぶりに集まったエイミーと夫ジェームズ、ローレンとザックの旧友の男女5人はダンの恋人ミッシェルとエイミーの生まれたばかりの子供サラを加えてダンの大型ヨットでクルーズへと出発します。途中、軽くお酒も入り盛り上がってきたところでミッシェルが泳ぎたいと言い出し、子供の頃に体験した水難事故の影響で水が恐いエイミー以外の皆が海に入りますが、悪のりしたダンがエイミーを抱えて海に飛び込んでしまいます。幸いエイミーはライフジャケットを常用していたので無事でしたが、いざ彼女を船に戻そうとしたとき船に上がるための梯子を準備していなかったことに気付くのです。

思わず「・・・バカ」と言いたくなってしまうようなこの展開には呆れてしまいました。こういうダンみたいに後先考えずにウケもしないのにウケ狙いで暴走しちゃって周囲に迷惑かける人って私も過去に一人や二人思い当たります。さすがにここまで酷い目に遭わされたことはありませんけどね。

ダンは昔からそういうキャラだったようでこの状況にみんなから非難囂々責められます。しかし、大型ヨットのために梯子がなければ甲板にはとても届きかないし、大海原の真っただ中では他の船舶も見当たらず救助を求めるにもその手段がないという最悪の状況では責めたところでどうしようもありませんから、皆は知恵を絞って船上に戻る方法を模索し試行錯誤し始めるのです。しかし海上にいる彼らが持っているのはエイミーのライフジャケットとザックが持っていたゴーグルとサバイバルナイフのみ。ほぼ絶望的な状況の中で体力を消耗していく彼らは精神的にも追いつめられていくのでした。

DVDにも収録されてましたけど日本版の劇場予告編は作品内容をちょっとおちょくるような趣向だったんですよね。その印象もあって劇場鑑賞もスルーしちゃってたんですけど、実際に観てみるとその予告編とはだいぶ印象の異なる本編でした。何て言うのか自分たちのうっかりミスから招いた大惨事をやや皮肉のように描いて冷笑させるような内容かと思っていたんですけど、予告編のように笑えたのは主人公たちがアクシデントに陥った最初だけでその後のシリアスな展開はサバイバル一色。

この悲劇の元凶とも言えるダンですが、物語の終盤で明かされていくダンのある事情、このクルーズの背景がこの悲劇をさらに悪化させていたという事実にとってもやるせない気持ちにさせられました。言うなればダンの虚栄心がこの惨劇を引き起こし状況も悪化させていったと言えるのですが、そんなしょうもない動機から恐怖に突き落とされ運命を狂わされた友人たちのことを思うと虚しい気持ちに包まれるのでした。

前作より登場人物が多いぶんドラマ性も高まってより娯楽?っぽい感じがしましたけど、それでも描かれている内容が不運で不幸極まりないだけにそう楽しい気分にはなれるものではありませんが、実際にこんな悲惨な目には遭いたくないけど疑似体験が味わえる、そういう感覚で観る作品なのかもしれませんね。


不運度★★★☆

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赤い珊瑚礁 オープン・ウォーター