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キック・アス年末の忙しいこの時期に風邪をひいてしまいました(悲)まだ病み上がりなんですけど見逃したくなくて久々の劇場鑑賞です。

ブラッド・ピットが製作に名を連ね『レイヤー・ケーキ』のマシュー・ヴォーン監督が映像化した青春アクション・ムービーです。ヒーロー大好きなコミックオタクの平凡な高校生が自らヒーローとなって活躍するというこの設定はもしかして米国版『ゼブラーマン』?主演は『ノーウェアボーイ ひとりぼっちのあいつ』のアーロン・ジョンソン。アメコミマニアで有名なニコラス・ケイジの共演も楽しみな作品です。

出演はその他に、クリストファー・ミンツ=プラッセ、マーク・ストロング、クロエ・グレース・モレッツ、ニコラス・ケイジ、ギャレット・M・ブラウン、クラーク・デューク、エヴァン・ピーターズ、デボラ・トゥイス、リンジー・フォンセカ、ソフィー・ウー、エリザベス・マクガヴァン、ステュー・ライリー、マイケル・リスポリ、ランダル・バティンコフ、デクスター・フレッチャー、ヤンシー・バトラー
監督:マシュー・ヴォーン

+++ちょいあらすじ
ニューヨークで暮らす高校生のデイヴはスポーツが出来なければゲームが得意というわけでもなく特に取り柄のない冴えない高校生だったアメコミ好きでスーパーヒーローに憧れを抱いていた。そんな彼はある日決意をしてインターネットの通販でヒーローのコスチュームを購入してヒーローとして街で活動を始めてみるのだが・・・
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面白かったァ(笑)。発想そのものはB級テイストなんですが、物語の中の主人公たちは真剣そのものでその上ミョーにお金もかかってたりして実は大作なのかもと思わせてくれたりしてそのバランス感覚はなかなか絶妙なんですね。

存在感ほぼゼロの高校生デイヴは冴えない日々の自分から抜け出そうと決意して通販で手に入れたヒーローコスチュームを身にまとい困ってる人を助け悪を懲らしめようと街に出ます。早速、自動車泥棒の二人組に遭遇したデイヴは勇気をだして挑みますが、逆にナイフで刺された上に車に撥ねられ病院に運ばれてしまいます。やがて退院したデイヴは同じ失敗を繰り返すまいとパワーアップして再びヒーローとして街に出て三人組のチンピラと必死に闘い今度は勝利するとその映像がYouTubeにアップされキック・アスというヒーローとして一躍時の人となってしまいます。

デイヴはヒーローのコスチュームを纏っているだけの普通の人で特に何か秀でた才能があるわけじゃありません。むしろ普通の人よりちょっと劣っている冴えない高校生なんです。ですから当然マンガの世界のヒーローのようにいくわけがありません。ところがその一方で、時と場所を同じくして本物のヒーローさながらのことをやってのけてしまう謎の父娘ビッグ・ダディとヒット・ガールが現れ彼らのマフィアのダコーミへの復讐がキック・アスによるものと誤解されたデイヴはダコーミに命を狙われることになってしまうのです。

ライトコメディのように思っていたので、序盤早々でデイヴがナイフで刺された時は焦りましたヨ。さすがにここで死ぬことはないだろうとは思いましたけど、これが物語にグイッと引き込まれるきっかけになったかも。そしてあのスーパー親子の登場がこの物語のさらに深いところにズドーンと引きずりこんでくれるんです。いくら防弾服を着ているからといってもまだ小さい娘に向けて父親が銃を撃ち込むってこの親子危な過ぎですから、そこがまた見事にツボにハマってしまいました。

一応この親子は立場としてはキック・アスと共にギャングと闘う正義の味方側なのですが、そのやり方は容赦無くてかなり荒っぽいんですよね。しかもヒット・ガールとして一番の活躍する娘はまだ11歳なのでこれがかなりシュールでブラックな光景なんですよね。まだあどけなさの残るヒット・ガール、あの子はいったい何人殺しちゃったんでしょ?(笑)。

デイヴはヒーローに成りきって行動することで今までの自分になかった部分を引き出し逞しく成長していきます。女の子たちから存在すら認めてもらえなかった彼は勘違いがきっかけとはいえ美人のケイティとも会話が出来るようになりついには真実を告げて彼女のハートを射止めてしまうのですからたいしたものです。もともと二枚目のアーロン・ジョンソンが演じているのだからあたり前かもしれませんけど、最初は全くどんくさい若者だったデイヴがラストではとっても凛々しい顔を見せるんですよね。そんな風にしてストーリーは主人公デイヴ/キック・アスのヒーローとしての奮闘ぶりを描いていくのですが、一方の見せ場であるアクションシーンで大活躍するのがクロエ・モレッツちゃん演じるヒット・ガールなのです。もちろんCG加工がいろいろ施されているんでしょうけどバタフライナイフの扱いやガンアクション、格闘シーンなどもう一人の主人公といっても言いくらいに魅せてくれたんですよね。実年齢でもまだ13歳だそうですから役柄とほぼ一緒。今後の活躍が期待出来そうな女優さんですね。

アメリカの誇るいろいろなヒーローたちを劇中で引用してくれるので主人公たちと同じような目線で楽しめて物語に入り込みやすいのでしょうね。内容としてはDVD鑑賞でもいいのかもしれませんけど、それをあえて劇場の大スクリーンで観るからこその面白さがこの作品にはあると思います。いい意味でちょっと贅沢な気もする映画でした。


英雄度★★★★

シリーズ作品
キック・アス』2010.12.29
キック・アス/ジャスティス・フォーエバー』2014.2.24