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塔の上のラプンツェルディズニー・アニメの記念すべき50作品目はグリム童話の「ラプンツェル」です。私の持っているグリム童話集にはこの「ラプンツェル」は載っていないんですけど、ずっと前にNHKだったかどこかで紙芝居アニメみたいなのを観た覚えがあります。でも劇場予告編に出てきた大泥棒の若者というのは記憶にないんですよね。気になってwikipediaを読んでみたらそもそももともとのお話はとてもディズニーがアニメに出来るような内容ではないんだとか。その記述によると「グリム兄弟が童話集から性的な要素を省いた例としてよくあげられるストーリー」なんだそうです。ちょっとビックリ(笑)。

どうせならIMAX-3Dの字幕版で観たかったのですが、肝心の109シネマズ川崎が待てども待てども再開してくれません。どうやら震災で設備にダメージを被ってるようでしてスタッフさんたちの安否が気になります。怪我などされてなければいいんですけど。鴨居のTOHOシネマズの被災もかなり深刻な状況だったそうですね。下手したら私もどちらかで巻き込まれてたかも?どちらもホームシアターにしているお気に入りの劇場なので再開が待ち遠しいです。というわけでIMAXでないなら2D版で十分と思ったんですけど、上映スケジュールが合わなくて吹替版3Dでの鑑賞です。

声の出演はその他に、畠中洋、剣幸、岡田誠、石原慎一、佐山陽規、多田野曜平、飯島肇
監督: ネイサン・グレノ 、バイロン・ハワード

+++ちょいあらすじ
深い森に囲まれた高い塔の上で暮らすラプンツェルは母親から「塔の外は“恐ろしい世界”だから決して出てはならない」と言われ続け18年間一度も外に出たことがなかった。そんな彼女の楽しみは、毎年自分の誕生日に遠くの空に浮かぶ神秘的な“灯り”を見ることで、いつか灯りの正体をこの目で見たいと夢見ていた。そんなある日、大泥棒フリン・ライダーが追手を逃れてラプンツェルの塔へ入り込んできて・・・
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トリハダたちました。これはヨカッタですね。50作品目という記念すべき節目を飾るに相応しい、ディズニーアニメの集大成と言える作品でしょう。冒険活劇のミュージカルアニメとしては『ライオンキング』以来の傑作なんじゃないのかな?いにしえのお伽話という点ではこれぞディズニーアニメの真骨頂ですよね。まさか吹替版でこんなミュージカル度の高い内容を楽しめるとは思わなかったです。ショコタン、凄い、見直しましたッ。と思ったらアレ?歌唱場面は別の人なの?クレジットでは小此木麻里さんとなってましたね。本職の方なんでしょうか、全く自然で気付きませんでした。素敵な歌声でした。

その昔、太陽の滴が地上に落ちるとそこに一輪の花が咲きます。その花には癒しの力があり怪我や病気を治すことが出来ました。その花を見つけたゴーテルは誰にもみつからないように花を隠し年をとると花の力で若返り生き続けていました。しかしある日のことご懐妊の王妃の体調が突如悪化し国中をあげて伝説の花を捜しだし見つけた花を煎じて王妃に飲ませます。すると快復した王妃は無事に元気な女の子ラプンツェルを出産しますが、その子の髪には花の力が宿っておりゴーテルが連れ去ってしまいます。それからラプンツェルは山の中に聳える塔のてっぺんでゴーテルを母と信じ外の世界を全く知らぬまま美しい女性に成長していきます。そして長い年月が過ぎたある日、ラプンツェルの暮らす塔に追われて逃げてきたフリン・ライダーという盗賊が迷い込んだことから彼女の運命が動き出すのです。

お伽話をモチーフにしながらも夢を追い求め、自由な世界へ羽ばたこうとする現代的なヒロインの姿を映し出していくのは今のディズニーアニメの普遍的テーマの一つですよね。ラブロマンスとしても男性の存在は物語には欠かせませんけど、自身で決断し運命を切り開いていく姿には多いに共感できます。白馬の王子様が現れて口づけだけで幸せになれたような一昔前の時代とは違うんですよね。

映像もなかなか綺麗で特にランタンが大空に舞い上がって灯りで埋めつくされるシーンは幻想的で素敵でした。あれってアジア的な風習に思っていたけど、そういうわけでもないのかな?ハラハラドキドキさせるラストシーンも冒頭の上手い演出が効いてますよね。絶対大丈夫(のハズ)と思っていても最初のフリが頭にあるので、死んじゃうって思ったし、あの奇跡にも感動させられてしまうのです。

そうそうマキシマスという馬をまるで犬のようなキャラに演出したのは絶妙なアイデアでしたね。あれは擬犬化とでも言えばいいのかな?そのマキシマスとフリン改めユージンが和解して共闘していくところもかなりツボ。お姫様が動物たちと会話出来るのもディズニーなら何の不思議もありません(笑)。

これならIMAX-3Dでももう一度観てみたいですね。あれはまた別世界なところもありますし。

さて、映画の感想としてはここまでなんですけど、やっぱり書いておきたいのはダムの決壊シーン。アニメでもさすがに怖かったですね。それまでノリノリな気分だっただけに落差も大きくて、他意がないのはわかっていてもちょっとブルーな気持ちになりますね。客席も一瞬変な空気に変わったのはハッキリわかりました。大人のくせにと思われるかもしれませんが、さすがに今ああいうのを観るのはしんどいです。いろいろな作品が公開延期になるのもわかる気がしました。


童話度★★★★☆