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プリンセス トヨトミ人気作家・万城目学さんの同名小説を原作に『HERO』の鈴木雅之監督が映画化した歴史ミステリーです。伊坂幸太郎さんの小説と一緒で万城目学さんの作品もまだ一度も読んだことがないのですが、こちらも映像化されたTVドラマ『鹿男あをによし』や映画『鴨川ホルモーmovie』が独創性豊かで面白かったので映画化を楽しみにしていたのですが、予告編からして期待大ですね。

出演はその他に、沢木ルカ、森永悠希、笹野高史、和久井映見、中井貴一
監督:鈴木雅之

+++ちょいあらすじ
7月4日の月曜日。新幹線に乗って3人の会計検査院調査官の松平元、鳥居忠子、旭ゲーンズブールの3人が実地調査のために大阪へとやって来た。いつも通りに順調に仕事をこなしていく彼らだったが「OJO(大阪城跡整備機構)」を調査したときに携帯電話を忘れ取りにすぐに戻った松平が建物内に全く人の気配がなくオフィスの電話も通じずデスクの引き出しが空っぽなのに気づき、さらに調査を進めていくと・・・
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何となくありえるかもと思ってしまうのは、やっぱりそこが大阪だからなんでしょうね。日常的な風景から入っていったその奥に不思議な世界がドンドン広がっていく万城目さんならでは独創的で奇想天外な物語でしたね。ウーン、まぁボチボチ面白かったです。

東京から大阪にやってきた会計検査院調査官の鬼の松平こと松平元、ミラクル鳥居こと鳥居忠子、新人の旭ゲーンズブールの3人はいつも通りに順調に調査をこなしていきますが、財団法人「OJO(大阪城跡整備機構)」にふとしたことから疑問を抱いた松平が責任者の長曽我部にある部屋の監査を要求すると向かいのお好み焼き屋の主人・真田幸一が現れ扉の中へと招き入れそこで自分が大阪国の総理大臣だと宣言するのです。

個人的にはミラクル鳥居さんのミラクルたるエピソードをもっと観たかったんですけど、これって誰が主人公かと言えば堤真一さんが演じる松平だったんですね。プリンセス・トヨトミのプリンセスが綾瀬はるかさん演じる鳥居ではなさそうで、誰が王女なのか、そして旭が怪しいのもすぐに察しがつきましたけど、大阪の陣で徳川に断絶されたはずの豊臣家の末裔が生きているという発想があまりに気に入ってしまったことから、彼女を巡るドラマに興味津々で注目しちゃってたら、それはメインストーリーではなくクライマックスはOJOという組織が王女の秘密を守るための5億円の交付金を松平が認めるかどうかに焦点が絞られていき、私の期待するとことはズレが生じてしまったのでした。

たぶんこれは私が万城目作品を映像化したものしか知らないからファンタジー色の濃い展開を期待し過ぎたせいもあるのでしょう。父子のドラマだと気付いたときには既に物語は佳境にしていて上手く対応出来ませんでした。でもそれならそれである程度の感情的に入っていけるような松平の人物像をもっと掘り下げてほしかったし、主人公という意味では終始真面目なキャラで何だか物足りなかったのです。

大阪国民たちが長い間この秘密を堅持出来たその歴史もしっかり描かれていれば物語にもっと説得力が増したんじゃないのかな?原作がどうなっているのかわからないけど、OJOの秘密や明治維新の際の政府との大阪の密約という物語としては実に美味しそうなところが真田さんのセリフ説明で簡単に済まされてしまったのも今にして思うと何だか味気なかった気がします。

これはひょっとすると原作を読んでいるほうが映画を楽しめるパターンだったりするのかも?そういえば旭と鳥居は原作では性別が逆って話を何か番組で二人が言ってましたね。そうすると原作とはだいぶ色合いの違う作品なのかな?そろそろ私も万城目作品にトライしてみたくなりました。

大輔役の森永悠希くんは『しゃべれども しゃべれども』ではとても芸達者な子役だったのが印象に残ってますけど、その面影を感じつつも見違える成長ぶりに感しちゃいました。茶子役の女の子は『僕たちのプレイボール』にも出演していた沢木ルカさんはだったんだと後で知りました。

鹿男の玉木宏さんが出オチで笑えてしまうのが、個人的にはツボで気持ちヨカッタです(笑)。そして綾瀬はるかさんは万城目ワールドには欠かせないキャラですね。この手の役柄では天才的な魅力と存在感を発揮してくれる綾瀬さんが大好きです。


大阪度★★★


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