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シラノ恋愛操作団これは日本で劇場公開されたんでしょうか?ふと目がとまったこのタイトルにビビっと惹かれて速攻でレンタルしたんですけど、これが見事にスマッシュヒットしちゃいました。

出演はその他に、チェ・ダニエル、パク・シネ、パク・チョルミン、チョン・アミン、ソン・セビョク、リュ・ヒョンギョン、イ・ミド、イ・ミソ、キム・イルン、イ・デヨン、クォン・ヘヒョ、キム・ジヨン

+++ちょいあらすじ
小劇場で活動するイ・ビョンフンは資金不足のため劇団仲間のミニョンたちと恋愛エージェンシー「シラノ恋愛操作団」を運営する。意中の人と何としても恋を実らせたいけど恋愛が苦手で自分ではどうにも出来ない依頼者のために劇団で培った脚本力、演出力を駆使してサポートし恋愛を成就をさせる。ある日、そんな彼らのもとに若いファンドマネージャーのサンヨンが訪れて依頼をする。しかし相手のプロフィールを見たビョンフンは戸惑うのだった・・・
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シラノ恋愛操作団2主人公たちが依頼者の恋を演出して意中の人との恋愛を成就に導いてあげるという題材が面白そうに思ったのですけど、その演出方法がまた韓国の恋愛ドラマのお得意な要素が巧みに盛り込まれていてツボにハマってしまいました。こういう韓国映画はアジア映画を得意とするシネマートさんにぜひ上映してほしいです。

劇団で運営する代表のイ・ピョンフンは資金不足のために仲間たちと恋愛エージェンシー「シラノ恋愛操作団」を立ち上げます。彼らは恋愛を成功させたいと願う依頼者のために意中の相手を調査・研究して相手の理想的な人物になれるように依頼者をアドバイスし改造。そして意中の相手がときめくような脚本をこしらえて二人の出会いから巧妙な演出したドラマを依頼者に実践させてハートをゲットさせていくのです。

ところが、ある日訪れた依頼者サンヨンの意中の女性というのが、ビョンフンのかつての恋人ヒジュンだったことからビョンフンは戸惑いこれまで請け負ってきた仕事のようにはいかなくなってしまうのです。

「シラノ」というのは劇中でも引用されてますが19世紀のフランスの戯曲『シラノ・ド・ベルジュラック』に由来していて映画化もされています。私も観たことがありますが、主人公シラノが想いを寄せるロクサンヌに親友クリスチャンのために恋文を代筆するという(かなり端折ってますけど)お話で、ある意味この映画のモチーフでもあるんですよね。

そんな古典をベースにした上に韓国の恋愛ドラマのエッセンスがたっぷり盛り込まれているわけですから、あちらこちらに恋愛モノのツボだらけなわけですよ。でもこの作品のいいところはたんに王道を突き進むだけじゃなく王道路線で笑いを振りまきつつ、恋に悩み彷徨う三人の男女の姿を巧みなストーリーでリリカルに映し出していくところなんですよね。

恋愛の構図としてはヒジュンを巡っての三角関係になるわけですけど、ビョンフンはサンヨンの恋を実らせなければならない立場にあり葛藤を繰り広げるわけです。またサンヨンはビョンフンとヒジュンの過去は全く知らずヒジュンもビョンフンとサンヨンの関係は全く知らないまま、三人の関係する二つの恋愛ドラマが重層し交錯しながら描かれていくという辺りにグイグイと引き込まれていくんですよね。ストーリーの流れとしてはどうしてもビョンフンに肩入れして観ちゃうんですけど、サンヨンも一途にヒジュンを想い負けじと頑張る姿に応援したくなって、観ている私もビョンフンと一緒に複雑な気持ちになってしまうのでした。そしてそんな二人の間に挟まれて心揺れてしまうヒジュンにも胸がしめつけられてしまうのです。

おそらくサンヨンの気持ちは揺るがないでしょう。そうなればサンヨンの恋愛成就を請け負っているヒョンビンが自分の気持ちとどう向き合いどう結論をだすのか。そしてヒジュンは二人のどちらを選ぶのかそれても別の決断をくだすのかが大きなポイントになってくるわけです。予想が出来そうで出来ないこの恋の結末をドキドキしながら見守っていましたが、そっかぁ、そうなっちゃうんだぁという感じでしたね。私としてはこうなってほしかったという希望はありますが、ヒジュンの決断はそれはそれで納得出来るものでしたし、そこにいたるまでの三人の感情のながれはとても自然でいい結末だったと思います。もちろん胸キュンです。

監督は誰かなと思ったら『爆烈野球団!』『クァンシクの弟クァンテ』のキム・ヒョンソクさん。私との相性抜群なのかなと思いましたけど、これがまだ4作品目なんですね。ということは監督の力量なんでしょう。もっといっぱい撮ればいいのにね。


恋愛度★★★★