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レイン・オブ・アサシンポスターでタイトルを最初に見たときはハリウッド映画だと思いましたがスタッフ、出演者の名前を確認して中華映画なんだと知りました。『レッド・クリフ』シリーズのジョン・ウー監督が台湾の気鋭監督スー・シャオピンとの共同監督を務めた大作武侠アクション映画です。主演ミシェル・ヨー姐さんの相手役を韓国のスター俳優チョン・ウソンさんが務めているということでこれは絶対観ておかなくちゃと行ってきました。

出演はその他に、ワン・シュエチー、バービー・スー、ショーン・ユー、ケリー・リン、レオン・ダイ、グオ・シャオドン、リー・ゾンファン、ジャン・イーイェン、パウ・ヘイチン、ペース・ウー、アンジェスル・ウー
監督:ジョン・ウー、スー・シャオピン

+++ちょいあらすじ
800年前、インドから中国へと訪れて武術の奥義を究めた達磨大師。その後亡くなった達磨大師の遺体は所有したものがその力の恩恵を得て中国武術界の覇権を握るとされ何百年もの歳月を経た明王朝の時代になってもその行方を捜す者たちがいた。暗殺組織「黒石」は張海端がその遺体を持つことを知り急襲。しかし黒石最強の女刺客・細雨がその遺体と共に姿をくらましてしまう・・・
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レイン・オブ・アサシン2そうですよね、チョン・ウソンさんがあんな平凡な役で終わるはずがないんですよね。もうわかりきってる展開だけに焦らされ過ぎてイラっとしちゃいました。でもさすがに彼の正体にはズッコケましたけど(笑)。

えーと、まずまず面白かったです。ワイヤーアクション有りの演出でしたけどソードアクションはなかなか迫力で観応えがありました。でもこうして思い返す何故か笑いがこみあげてくるんですよね。

曽静と阿生のくだりは何だか韓国ドラマみたいでしたけど、それはウソンが演じているからそう見えるだけかなと思っていたら最後のオチまで韓国ドラマになってたのにはビックリ唖然ですよ。思わず「何ソレ?」と口にだしてしまいそうになりました。

もう一つ笑えてしまったのは転輪王の秘密です。そんなことのために達磨大師の遺体が欲しかったんだとは。実は去勢されてる宦官だったなんてねぇ…唐突過ぎてお話についていくのが大変です。中国史劇の映画でそんなお話観たことあったかな?転輪王の正体がが実は・・・というのもところからその後の転輪王と綻青とのくだりも面白かったです。しかしこの一件で大ボスの威厳や貫禄が一瞬にして消えてしまいクライマックスにも影響を及ぼしたような?

一応、冒頭で前フリが用意されていましたけど、ざっくりだし流れは早いしで理解は出来ても味わいがないんですよね。そしていきなり黒石団が張海端を襲撃して達磨大師の遺体を奪うくだりに入るのです、ここもかなりの駆け足でとてもあの重要なオチに繋がる伏線とは読み取れません。この豪華なキャスティングですから映像的にはしっかりと魅了させてくれるんですけど、それに対して脚本に深みが出こないせいか気持ちはあまり引き込まれていきませんでした。ただ観て楽しんでる留まりになってしまったんですね。

豪華な出演者たちによってキャラも立っているしストーリーには面白くなりそうな要素もいろいろ盛り込まれているのですが、肝心な大きな幹となる部分がずっと曖昧だったように思います。そもそも細雨はどうして裏切って遺体を奪ったんでしたっけ?何か見落としているのかな?運命の絡み合うドラマなのであれば細雨と張人鳳の対決をもっと時間をかけてドラマチックに描いておけばラストでの曽静と阿生の闘いも大きな花火になった気がするんですよね。

「愛に舞い、宿命を斬る」というキャッチコピーが今にして思えばナルホドなんですけど、どちらかといえば肩透かしかも。それでもミシェル・ヨー姐さんもチョン・ウソンさんも相変わらずの格好良さで、内容はいいところもあればイマイチなところもあったもののそれなりに堪能して気分良く劇場を後にしたのでした。


剣劇度★★★☆