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ミッション-8ミニッツ第一印象でとてもSF小説っぽいお話だなと思ったんですけど原作モノではないのかな?日本では賛否両論みたいですけど私は大好きな『月に囚われた男』のダンカン・ジョーンズ監督の第二作ということもあってかなり楽しみにしていました。死者の死ぬ直前8分間の意識に入り込むプログラムで電車爆発テロの犯人を突き止めようとする主人公を描いたタイムリミット・サスペンス劇(この表現もいいですね)です。

出演はその他に、ミシェル・モナハン、ヴェラ・ファーミガ、ジェフリー・ライト、マイケル・アーデン、キャス・アンヴァー、ラッセル・ピーターズ、スーザン・ベイン
監督:ダンカン・ジョーンズ

+++ちょいあらすじ
列車の座席で目覚めたコルター・スティーヴンスにはその状況が理解出来なかった。何故なら彼は陸軍の大尉でアフガニスタンで戦闘ヘリを操縦に任務していたはずだからだ。前の座席に座り親しげに話しかけてくる女性にも心当たりがなく戸惑うコルターはトイレに駆け込み鏡を覗きこんで驚愕する。そこに映っていたのは全く知らない別人の姿だった・・・
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ウーン、考えれば考えるほど混迷に陥っていくお話なんですよね。発想もやってることも面白いんですけどロジックがさっぱり理解出来ません。結局「ソースコード」って何だったんでしょうね。死んだ人の脳はその後もしばらく機能していてさらに直前の記憶を保持している。その二つの機能を利用して死んだ人間の最期の8分間に入りこんでしまうプログラムという説明でタイムスリップとは異なるんだという説明は理解してたんですけど、それもラストのオチでわけがわからなくなってしまいました。

予告されたシカゴでの大規模な爆弾テロを阻止するために、その直前に発生した列車爆破テロの犯人を捜し出すために死亡した乗客の脳内にソースコードというプログラムで送りこまれた主人公の陸軍大尉のコルター・スティーヴンス。最初はその状況が全く理解出来なかったスティーブンでしたが、グッドウィンの説明を受けて僅か8分間のミッションを繰り返していくうち自分の使命を理解していきますが、彼は犯人を捜し出すだけではなく惨劇に巻き込まれる乗客を救おうと思い始めるのです。

結局スティーブンは爆破そのものを阻止して過去も未来も変えてしまうんですけど、そうなるとショーンは死なずに済んでいるわけですから、スティーブンが入り込むことは出来なくなりますよね?矛盾してません?スティーブンがグッドウィンに送ったメールにしてもそれ以前のミッションなのだから過去が上書きされて成立しないように思うんですけど違うのかな?グッドウィンが最初にあの質問をしたということはつまりスティーブンからのメールを受け取った後だということですよね。それはつまり列車爆破テロが未遂に終わった後の出来事になると思うのですが、そうなるとお話としては繋がらなくなるような?要するにタイムパラドックスだと理解すればいいのかもしれませんけど、スッキリしないんですよね。

SFミステリーなこの着想は好きですし、スリリングな展開にも引き込まれましたけど、この決着のさせかたはどうも釈然としないんですよね。何でもアリにしちゃうなら、実は魔法使いだったとか宇宙人の仕業とかでもいいわけで、せっかく積み上げてきた知的なロジックが意味をなくしてしまうような気がします。私としてはやられた感を味わいたかったんですが、肝心の結末で大きく戸惑うことになりそれが結果的に映画そのものの印象になってしまいました。


堪能度★★☆