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50 フィフティ・フィフティ(500)日のサマー』のジョセフ・ゴードン=レヴィットが今度は桁を1つ減らしたこの作品で主演を務めるんだと、予告編を目にするたびに思っていたのは内緒です。『インセプション』のクールな役も素敵でしたけど、やっぱり彼に一番似合うのはこういう役かもと楽しみにしてました。共演のセス・ローゲンにも期待して観に行ってきました。

出演はその他に、セス・ローゲン、アナ・ケンドリック、ブライス・ダラス・ハワード、アンジェリカ・ヒューストン、マット・フルーワー、フィリップ・ベイカー・ホール、サージ・ホード、アンドリュー・エアリー、ドナ・ヤマモト、シュガー・リン・ビアード、イー・ジェー・ツァオ、サラ・スミス、ピーター・ケラミス、ジェシカ・パーカー・ケネディ、ダニエル・ベイコン
監督:ジョナサン・レヴィン

+++ちょいあらすじ
ラジオ局に勤める27歳のアダムの酒もタバコもやらない陽気な好青年。ある日腰の痛みが続いたことから病院で検査を受けると予想もしなかったガンを宣告されてしまう。ネットで調べてみると自分が患ったガンは5年の生存率が50パーセントらしい。それ以来アダムの生活は一変し周囲の人も腫れ物扱い。唯一女好きの親友カイルだけはアダムのガンを笑いとばして今まで通りに接してくれる存在だった・・・
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カイル、あなたは私が願っていた通りやっぱりサイコーに素敵な友達でしたッ。なんて善い人なんでしょう。それに比べてレイチェルときたら、まったくもう。アダムの深刻な病気に苦悩するのは当然ですけど浮気はそれ以前の問題です。

いわゆる難病モノの物語ですけどお涙頂戴な悲劇とは一線を画すユーモアに溢れながらも涙を誘う作品でした。公共ラジオ局で働くアダム・ラーナーは腰の痛みから病院で検査を受けると27歳でガンを宣告されてしまいます。しかも悪性の。酒もタバコもやらず几帳面でエコなライフスタイルだったアダムはショックを隠せませんが、元来陽気な人柄の彼は早速抗ガン剤治療を開始するとともに親友前向きな生き方を模索してカイルと人生をエンジョイしていくことを試みます。

カイルの指南もあってガンであることをポジティブに受けとめ逆にガンをアピールして女性をナンパするアダム。その様子からは深刻な状況を克服し楽しんでいるようにも伺えますが、それは麻薬で一時的に痛みを和らげているのと同じで現実逃避しているだけだったのでしょう。

ガンになった自分を前向きに受け止めていたのは、そうすることで精神のバランスを保っていたに過ぎなかったのでしょう。徐々に胸の内に押し込めていた苦しみと葛藤し始めるアダムは、同じ抗ガン剤治療を受ける仲間の死や自身のガンの進行を知らされていくのをきっかけにせきをきったように激しく動揺していくのです。

アダムはキャサリンの心理カウンセリングなど自分には無用みたいな態度をとっていました。でも結果的には彼女の言葉がアダムが現実逃避のために心にまとっていた鎧を引きはがすのです。

アダムを励ます仲間たちのパーティーで知人たちがかけてくれた言葉や思いは決して嘘でも偽善でもないでしょう。でも深刻な状況にあるアダムにとってはそれはとても薄っぺらい言葉にしか感じられないものなのかもしれません。皮肉を言ってもそれでも心のケアに努めてくれたキャサリンや口では脳天気にバカなことばかり言いながら陰では必死に自分のことを考えてくれていたカイル。そして過保護過ぎて欝陶しくもなる母親のように本気で支えてくれる人々の存在がアダムにとっては何よりも大きかったに違いないでしょう。

これが自伝という時点でハッピーエンドなのは観る前から想像出来ちゃいますけど、最後はキャサリンとの結末がどうなるのかがとっても気になってしまいました。あの様子からするとそちらもきっとハッピーエンド、ではなくてハッピースタートになったのでしょう。

(500)日のサマー』のゾーイ・デシャネルがそうだったようにジョセフ・ゴードン=レヴィットと共演する女優さんはその魅力を引き出され大きく株を上げるのかキャサリン役のアナ・ケンドリックがとても可愛くてチャーミングでした。


人生度★★★★☆