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映画 けいおん!『涼宮ハルヒの憂鬱』(参考:『涼宮ハルヒの消失』)を観てハマることがなければこのアニメ映画を観に行きたいなんて思うことはなかったでしょうね。きっかけは同じように話題になっている京都アニメーションの作品ということに過ぎませんでしたけど、映画を観に行くならやっぱりTVアニメ版を観ておかないとダメだよね、と思っていましたらたまたま運良くディズニーチャンネルの一挙放送で(これも『涼宮ハルヒの憂鬱』と同じパターン(笑))観ることが出来たのです。これも面白かったですッ。部活ガールズバンドの女子高生たちの物語なんですけど、熱い情熱系の青春ドラマではなくユルーイほのぼの系な日常青春ドラマなのが魅力の作品です。

私も高校生の頃バンドに憧れギターを齧った口なので(すぐに挫折しちゃいましたけど)このドラマにはすぐに馴染んでしまいました。それと、男子キャラがほとんど登場せずしたがって恋愛要素も見られないというのもとても新鮮でしたね。新宿駅に掲示されていた大きな宣伝ポスターを女子高生たちがこぞってカメラ撮っていましたけど、女の子人気なのもうなずける面白さだと思います。というわけで下準備も万端にしてこの映画楽しみにしてました。

声の出演はその他に、佐藤聡美、寿美菜子、竹達彩奈、真田アサミ、米澤円、藤東知夏、永田依子
監督:山田尚子

+++ちょいあらすじ
いよいよ卒業が間近に迫る桜が丘高校軽音部の3年生、平沢唯、秋山澪、田井中律、琴吹紬の4人は今日も部室でティータイムを楽しみながらいつも通りのゆるやかな時間を過ごしていた。ある日、教室でクラスメイトたちが卒業旅行の相談をしているのを聞いた唯たちは自分たちも行こうと計画を始める・・・
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劇場に行くまで気付かなかったんですけどULTIRAスクリーンでの上映だったんです。料金が少し高くなりますが、いまさら予定を変えるのアレだしこれも何かの巡り会わせとそのまま鑑賞したんですけど、それも幸いしたのかとっても楽しかったです。K-ON最高ぅ。とっても胸キュンな珠玉の音楽青春映画でしたッ。TVシリーズを観ているというのは前提条件として必須にはなりますけど、『涼宮ハルヒ』と同じでアニメファンだけのものに留めてしまうのはもったいない作品だと思いました。

基本的にやっていることはTVシリーズそのままで物語もその延長上になる唯ちゃんたち高校三年生の最後の学園生活を描いていくわけですが、しっかりと映画版にスケールアップされて私はTVアニメよりもたくさん笑えてたくさん泣けてしまいました。スケールアップはたんに舞台がロンドンだからということではなくて、主人公たちの端々しさ躍動感が大スクリーンいっぱいに映し出されていくんですよね。

映画版になってもロンドンに行っても描かれていくのは放課後ティータイムの彼女たちの日常の物語というのがとても魅力的なんですよね。この作品の特に何が面白いかと言えば私は主人公たちの他愛のない会話ですね。音楽はその次くらい。あの唯、律、澪、紬、梓たちの話す内容やリズム感ってとても自然に感じられますし、自分の高校時代を思い出すようにシンクロしちゃうんですよね。

そこには演出の妙もあると思いますけど、まるで思い出のアルバムを眺めているかのように映し出される教室や部室のカット、校舎の風景。中でも象徴的な並ぶ5人のスクールバッグ。きっとこの演出家さんは『リンダ リンダ リンダ』も観ていてお気に入りなんじゃないかと想像しますけど、そういう一つ一つのさりげないでも味わいのある描写の数々が自身の思い出と重なることで素晴らしい共感をもたらしてくれるのでしょう。

ロンドンに行った唯ちゃんが過去に戻るとはしゃいでましたけど、私もあの頃に戻りたくなってしまいました。笑いにあふれ感動の涙で頬濡らすハートフルな作品でした。


青春度★★★★☆