ブログネタ
日本映画3 に参加中!
劇場版 SPEC〜天〜TVドラマの初回を観たときに「これは絶対、映画化するつもりでしょ?」と録画保存しておいたんですよね。そして先日不意打ちのインフルエンザでしばらく寝込んだ後にSP版『SPEC〜警視庁公安部代五課 未詳事件特別対策係事件簿〜翔』の放送直前にイッキ観してたのでした。そのせいかテンションもかなり上がってしまって、いろいろ観たい映画がたくさん貯まっている中でもこの映画が何より観たくてウズウズしていました(笑)。

出演はその他に、伊藤淳史、栗山千明、三浦貴大、でんでん、浅野ゆう子、福田沙紀、神木隆之介、麿赤兒、利重剛、有村架純、岡田浩暉、松澤一之、載寧龍二、椎名桔平、竜雷太
監督:堤幸彦

+++ちょいあらすじ
通常の捜査では対処できない特殊な事件を専門に扱う「警視庁公安部公安第五課未詳事件特別対策係」通称“未詳”。その任務にあたる特別捜査官の当麻紗綾と元SITの瀬文焚流のもとにある日海上のクルーザーから大量のミイラ死体が発見されたという知らせが届く。それは先日スペックホルダーと思われる何者かに襲われた吉川刑事と同じ状況だった・・・
+++

TVドラマで決着をつけたはずの一十一がこの劇場版で再び大ボスとして復活してくるというのは予想外でした。たしかにSP版『SPEC〜警視庁公安部代五課 未詳事件特別対策係事件簿〜翔』でリョータだけ地面から召喚されてこないのが不思議に思っていたんですけど、あれはこの劇場版のための伏線だったんですね。

劇場版として映像的にはスケールアップしてますがストーリー的にはたいして劇的な展開はなく良くも悪くもTVドラマの延長線。一十一がスペックホルダーによる世界の支配を目論んでいたというのもありがちでインパクトが物足りなかったですね。尺が長いわりには話の展開がゆっくりでなかなか核心に迫らないので焦れったく感じてしまいました。

SP版で当麻の左手の秘密を明かすという超スペシャルな展開で盛り上がったのに比べると、劇場版ならではの目玉に欠けていたような気がしてなりません。新たに登場したスペックホルダーのマダム陽も伊藤淳史もキャラ的にイマイチ魅力がなくて、これならサトリや冷泉に再登場してほしかったなァ。

ハッキリ言ってSP版はとても面白くて出来が良すぎてしまったためにこの劇場版が霞んでしまった感は否めません。あの谷村美月さんのような魅惑的な存在がこの劇場版に不在なのが残念です。せっかくの伊藤淳史くんのキャスティングなんですから彼にはその見た目と大きなギャップになるような残忍な非道さを見せ付けてほしかったのに基本的に善い人キャラなんですよね。

まぁ、相変わらずの小ネタ盛り沢山でそこは楽しかったですけど、ストーリー的には最終章に向けての前フリでそういう意味ではたしかに『天』なのかも。

それにしてもエンドロール終わりにまたスゴイ伏線を仕込んできましたね。荒廃してしまった近未来の日本とクローン一十一を一瞬で消し去ってしまった謎の男・向井理くん(笑)。すんなり終わらないだろうなと思っていましたし、むしろそうこなくちゃという気持ちで『欠』に期待ですね。


未詳度★★★☆

シリーズ作品
劇場版 SPEC〜天〜』2012.4.10
劇場版 SPEC〜結(クローズ)〜 漸(ゼン)ノ篇』2013.11.6