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超能力者カン・ドンウォンとコ・スの若手スター俳優の二人がSFアクション映画です。人を自在に操れる孤独な超能力者とその能力が唯一効かない青年の宿命の対決を描く物語です。監督はこれが劇場長編映画デビュー作となるキム・ミンソクです。

出演はその他に、ピョン・ヒボン、チョン・ウンチェ、ユン・ダギョン、チェ・ドクムン、アブダド、エネス・カヤ、キム・グァンギュ、キム・イングォン
監督:キム・ミンソク

+++ちょいあらすじ
廃車工場で働くイム・ギュナムは貧しいながらも真面目で朗らかな好青年。同僚で親友のボバとアルとは仲が良く休日も一緒に遊んで過ごしていたが、ある日交通事故に遭い入院してしまう。ギュナムは奇跡的な快復をみせるも工場はクビになってしまい退院するとすぐに職を探し始める。そして求人広告で見つけた質屋ユートピアを訪ねると、何やら胡散臭い店主がいたもののすぐに気に入られ採用されることに。ところが店主は防犯カメラを設置した理由として最近この店で起こる不可解な出来事を語り始め・・・
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ツッコミたくなるところは多々あるもののそれも含めて楽しめちゃいましたね。この主人公二人を『SPEC』にゲスト出演させたら面白くなりそう。でもギュナムのあの能力は意外とスペック高過ぎなところもあって後々ちょっと面倒なことになりそうだから何かしら弱点が必要でしょうね。

ストーリーとしてはさほど深みはありません。他人を自在に操れるという特殊な能力を持って生まれてきたがために幼少の頃自ら父を殺め母親に殺されかけ決別して生きていかざるをえなかった孤独な男と、その男の能力が通用しない貧しいながらも真面目に生きる好青年との宿命の出会いと対決を描く物語です。

これがシンプルゆえに脇道に逸れることなく直線的にテンポよく展開されていく物語に引き込まれていくんですよね。また見せ場となるアクションもたっぷりなのですが、そのアクション直前ではたいてい主人公の超能力によって周囲の人間たちが時間が停まったかのように動きを止めて静寂の瞬間が訪れることで、その次にくるアクションシーンがとてもいい感じで盛り上がるんです。この緩急あるリズムはなかなかヨカッタです。

冒頭の1991年の幼少時代のシークエンスはまるでホラー映画みたいな緊張感でしたけど、2010年に移ってコ・スの演じるイム・ギュナムのシークエンスになったらコメディ調が入ってきて雰囲気が変わってしまうんですよね。アルとボバは何だかR2と3PQみたいなんだもん(笑)。その後もちょいちょい笑いを混ぜこんでくるのも韓国映画らしい作風ではあるんですけど、中途半端なのでせっかくのシリアスさを損なってしまったような気がします。

やっぱりドンちゃんクラスの俳優さんが悪役を演じてくれると魅力的なキャラが立ちますし、作品に重量感が出ますよね。ドンちゃんが悪役に徹したことでコ・スくんの持ち前の好青年ぶりも何もしなくても際立ちました、そういう意味ではこのキャスティングはとても良かったと思います。

キャスティングと言えば喜劇俳優でもある派出所所長役のキム・グァンギュ、金貸し屋役のキム・イングォンの登場には思わず笑ってしまいましたけど、この出オチみたいな演出も知らない人には通じないでしょうね。クレジットを観るとこの二人とピョン・ヒボンは特別出演扱いですけど、ピョン・ヒボンと言えばドンちゃんファンならご存知、彼の出世作でもあるTVドラマ『1%の奇跡』で共演した仲なんですよね。登場した瞬間、ニンマリしちゃいました(笑)。


堪能度★★★☆