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ワンドゥギ韓国でベストセラーとなったキム・リョリョンの小説を原作に私の大好きな『永遠の片想い』『青春漫画 〜僕らの恋愛シナリオ〜』のイ・ハン監督が人気俳優ユ・アインとキム・ユンソクの主演で映画化した作品です。複雑な家庭環境に育ち夢も希望もない高校生と無骨で不器用な教師の交流を描くハートウォーミングな物語です。

出演はその他に、パク・スヨン、イ・ジャスミン、キム・サンホ、キム・ヨンジェ、パク・ヒョジュ、カン・ビョル、チョ・サンゴン
監督:イ・ハン

+++ちょいあらすじ
高校生のワンドゥクは身体的障害者の父と血のつながらない風変わりなオジとの三人の貧乏暮らしをしている。勉強は出来ないがケンカだけは誰にも負けないという問題児だったこともあってか隣の家に住む担任教師ドンジュに毎日のように口うるさく罵られていたワンドゥクはそのあまりの鬱陶しさ神様に殺してくださいと願っていた・・・
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この物語、いったいどこへ向かって行くのかな?と思いながら観てましたけど、とても意外で素敵な着地点にたどり着くんですね。主人公ワンドゥクの青春を軸に彼を取り巻く人々との人間模様に心温まる青春群像劇でした。

高校生のワンドゥクは障害を持つ父と血のつながらないオジのミングと貧しく複雑な家庭環境で暮らし育ってきましたが、彼にとって大きな悩みはそんなことより隣に住む担任教師ドンジュの存在でした。とにかく口が悪く荒くれ者で何かと自分に口うるさく絡んでくるドンジュが欝陶しくてたまらずワンドゥクは教会へ行くと神様にドンジュを殺してくださいと願うのです。ところがある日そのドンジュから思いがけない話を聞かされます。お前の母親はフィリピン人だと・・・。

いい加減なダメ教師だと思っていたドンジュの意外な素顔。これが物語の大きな鍵だと言えるでしょう。ドンジュがワンドゥクに厳しくあたっていたのにも理由がありドンジュはワンドゥクが自らの世界を切り開くことを願っていたのです。ドンジュは厳しい社会の現実を突きつけることでワンドゥクに自立を促していたのです。当のワンドゥクはドンジュのそんな思いは全く知らずにいますが、ドンジュの言葉に刺激されながら自分が進みたい道を見つけるとともにやがて家族の絆を取り戻していくのです。

ワンドゥクが母に靴を買ってあげオモニと呼ぶところで涙腺がいっきに緩みだして、二人が抱きしめあうところで思いっきり泣けちゃいました。もうあのシーンのためだけに物語を追っていたと言ってもいいかもしれませんが、でもその後ラストでのドンジュの行動にこそ作者の真の思いがこめられているのでしょう。

これはアイドル系の映画なのかな?でもキム・ユンソクが共演しているのならノリの軽いものではなさそうだしと、観る前はどんな感じなのかちょっと予想がつきにくかったんですけど、いざ蓋を開けてみますと、貧困、外国人、障害者に対する差別や偏見などシビアな社会的な問題をベースにしたヒューマンドラマでこれはホントに予想外でした。しかしそんな題材でありながらも決して重苦しいお話ではなく、ユーモアと生き生きとした躍動感に溢れ、ハートフルな人間ドラマを紡いでいくところはイ・ハン監督らしい味わいでした。観に行ってヨカッタです。



青春度★★★★

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