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タイタニック IMAX-3D1997年に劇場公開された時も観に行きましたし2本組のVHSソフトも購入しました。当時アカデミー賞を席巻したようにこれは映画史に刻まれる名作ですよね。その名作を『アバター』で一躍3Dの名手にもなったジェームズ・キャメロン監督が自ら3D化されたわけですが、かなりの長尺作品ですし普通の3Dならスルーでいいかなと思っていたんですが、IMAX-3Dとなれば話は別です。しかし今度はスケジュール的に難しくてやっぱりスルーかなと思っていたらようやく鑑賞することが出来ました。

出演はその他に、ケイト・ウィンスレット、ビリー・ゼイン、キャシー・ベイツ、フランシス・フィッシャー、ビル・パクストン、バーナード・ヒル、ジョナサン・ハイド、ヴィクター・ガーバー、デヴィッド・ワーナー、グロリア・スチュアート、スージー・エイミス
監督:ジェームズ・キャメロン

+++ちょいあらすじ
ロシアの潜水艇で沈没したタイタニックの調査をするラベット。彼の最大の目的はルイ16世が所有していたと伝えられる幻の秘宝のダイヤモンド“ハート・オブ・ジ・オーシャン”「碧洋のハート」を見つけだすことだった。しかし引き上げた金庫の中にあったのはボロボロになった紙くずと一冊のスケッチブックだけだった。ところがスケッチブックの中身を洗浄するとそこには「碧洋のハート」を身につけた美しい裸婦像の絵が浮かび上がってきた。その一報を伝えるニュースを見た102歳のローズは絵のモデルは自分だと名乗り出て、ラベットたちにタイタニック号の航海とその絵にまつわるある男性との物語を語り始めた・・・
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タイタニック 3Dいい映画は何度観てもいいものですが、それがIMAX-3Dとなるとまた格別ですね。内容的に全く同じでも新作を観ているような感覚でしたもん。

やっぱりこの映画は凄いです。凄すぎますね。映画史を大きく塗り替えただけのことはある超大作です。もうお腹いっぱいもいっぱいです。194分というかなりの長尺の作品ですが、その長時間を全く意識させないくらいに物語に引き込まれてしまって、ふと気付けばあっという間に時間が経っているんですよね。

今や誰もが知っている映画ですから物語そのものについては今更特に語ることもないんですけど、1912年4月10日にイギリスのサウザンプトン港から出航しその航海中氷山に衝突し沈没した豪華客船タイタニック号の悲劇を舞台に描かれる悲しくも美しいジャックとローズの運命の出会いと儚い愛の物語は映画史に刻まれる珠玉のラブストーリーと言えるでしょう。

IMAXシアター用に変換したからなのか技術的なことはさっぱりわかりませんけど、映像は格段に高画質になった印象があります。もともと美術面にはかなり力を入れている作品ですけど、オリジナルの2Dと比べてタイタニック内の内装や装飾品が細部までより鮮明に映し出されていたように思います。あまり綺麗過ぎて逆にセットぽく見えてしまうところもあるくらい。また人物はやたらアップの画が多いんですけどレオナルド・ディカプリオとケイト・ウィンスレットのお肌の綺麗なことってもうスベスベの質感が伝わってくるんですよね。名シーンの一つであるジャックがローズのヌードを描くとこなんて二人のフワフワな産毛までハッキリ見えるのですから、もうたまりません、うっとりです(笑)。

ジェームズ・キャメロン監督がこの作品を3D化したかった気持ちもわかる気がします。後加工での3D化ですから『アバター』のようなハイクオリティとはいきませんし、題材的にも独特の浮遊感も味わえませんが、臨場感は物凄かったです。特に終盤、氷山と衝突しタイタニックが海に沈んでいく光景は圧巻というか圧倒されまくりでしたね。その後の、海面に無数の遺体が浮かんでいるシーンもオリジナルをスクリーンで観た時には感じなかった戦慄を覚えるほどでした。全編に渡ってはまるで自分もその場にいるかのようにジャックとローズと共に甘いロマンスと壮絶な悲劇を体験しているかのような時間を過ごしました。

タイタニックのお話って子供の頃から関心があったんですけど、何でだろうな?と考えてみたらたぶん『宇宙戦艦ヤマト』繋がりなんでしょうね。海に沈んだ巨大な船の伝説に壮大な宝探しのようなロマンを感じたのですが、その史実が大きな悲劇だと理解したのはもう少し大人になってからのことでした。世代的にパニック映画を親しんでいて好きというのもあるのかも。

でも、大人になってそして東日本大震災を経験した上であらためて観たこの『タイタニック』には新たな感想を持つことになりました。タイタニックの悲劇は人間の慢心、高慢さが招いた惨事です。絶対安全だと過信し救命ボートも2200人の乗員に対し半数分しか設置していませんでした。他にも様々な要因が積み重なっていたわけですけど、そういえば事故が起きるまでは日本の原子力発電所は絶対安全だと偉ぶった人たちが口を揃えて言っていたのを思い出しました。

私たちはタイタニックのような悲劇を再び繰り返してしまうところだったのかもしれません。


悲恋度★★★★★