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未来警察 Future X-cops映画ポスターを目にした瞬間、何とも言えない怪しさに一目惚れしてしまいました。これは何かのパロディ映画でしょうと思ってしまうようなどこかで見たことあるようなデザインなんですよね。映画紹介文を読んでみるとワイヤーアクションと最先端VFXを駆使したSFアクション映画という一応真面目な作品みたいですけど、個人的にはトンデモorナンチャッテ映画を期待して観に行ってきました。

出演はその他に、バービー・スー、シュー・チャオ、ファン・ビンビン、マイク・ハー、ルイス・ファン、マー・チンウー
監督:バリー・ウォン

+++ちょいあらすじ
2080年の某都市。石油に代わる新たな太陽エネルギーを開発したマー博士は危機的状況に陥った石油企業によって命を狙われていた。警察官のチョウ・ジーハオらはその計画を知りイベントに出席するマー博士の警備にあたるがそこへ突如石油企業の放ったサイボーグたちに現れ激しい戦闘が繰り広げられ・・・
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なんと奇遇にもこの映画もタイムリープ物だったなんて(驚)。とても香港映画らしい作品でしたけど、それにしても珍味でしたね。そういう意味では期待通りで楽しかったですし、いつもとは違う意味で驚かされる映画でした(笑)。

物語の舞台は2080年の某都市。マー博士の開発した新たなエネルギー源が開発されたことによって石油の需要が無くなり危機に陥った石油産業はマー博士を殺害するためカーロンらサイボーグたちを差し向けます。その策略はジーハオ率いる警察部隊によって阻止されますが、作戦遂行中にジーハオの同僚で妻のメイリーが殺されてしまいました。悲しみに暮れるジーハオでしたが石油産業の組織はタイムワープ技術を盗み出し過去へ遡り12歳のマー博士の殺害を企んでいることを知ると自らサイボーグ化を志願し陰謀を阻止するため2020へと向かうのです。

SFといえばSFなんですけどほとんどコメディで恋愛もアリという、よくこんな脚本で映画を作っちゃうよね?というくらいにツッコミどころだらけで科学的な要素なんて潔いくらいに全く感じられません。そもそも科学的ロジックなんて考慮すらしてませんから考えるだけムダなのでしょう(笑)

『未来警察』とはいっても主人公ジーハオが60年先の未来からやって来てるというだけで主舞台は2020年ですし、警察と言っても特に難事件が起きたり捜査したりするわけでもありません。カーロンより一足さきに何故か娘チチと共に2020年にやってきたジーハオはこの時代の生活にすっかり溶け込み正体を隠して警察官として働いているのです。娘のチチも同様に学校生活に馴染んでいて肝心の12歳のマー博士の存在にはいつまで経っても全く触れないしジーハオも探している様子が全く見られませんし、完全にほったらかしな状態にされているんですが、これが脚本上のある意図によるものなのが中盤辺りから見えてきて誰がマー博士なのかも観ている人にはだいたい察しがついてくるという展開でした。未来からマー博士を助けに来たジーハオも殺しに来たカーロンもそのくらいの事調べてから来なさいよとツッコミたくなりますけど、クライマックスにはそんなことどうでもよくなってしまう衝撃のサプライズが待っていたのでした。そもそもチチがどうして一緒に来ているのかも全く説明がなくて不自然でしたしかなり強引な展開でしたけど、あのサプライズがクライマックスを盛り上げたのも確かなんですよね。

例えるなら日本の『ウルトラマン』みたいなヒーロー・アクション物のような魅力と面白さと言えるでしょうか。実際にも劇中でジンファたちがウルトラマンみたいなポーズしてましたよね。VFXやCGのクオリティもB級映画的な魅力と受け止めればチーブな演出もなかなか楽しめるでしょう。未来都市の風景や未来警察のコスチュームや乗り物。極め尽けはサイボーグ化したジーハオの容姿とかあまりのヘンテコさに笑わずにはいられませんでした。サイボーグのジーハオは着ぐるみとかではなくて合成みたいでしたよね?

着想のベースとなっているのは『ロボコップ』+『ターミネーター』みたいな印象でさらにどこかで観たことあるような演出があちこちに感じられます。でもそれがモックバスターなのではなくてなんだかんだとオリジナルな作品となっているところがまた香港映画らしくて感心させらてしまいました。

寛容な心で楽しむのがオススメかも(笑)。


未来度★★★☆