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ベルセルク 黄金時代篇II ドルドレイ攻略ダークファンタジーな世界観を描く映画『ベルセルク 黄金時代篇』三部作の第二弾です。第1作目の『ベルセルク 黄金時代篇I 覇王の卵』はまだ序章という感じでかなりの出し惜しみ気味。何かで読んだ監督さんのコメントでは「作ろうと思えば1作でも出来たかもしれないけど、それではなんたらかんたらで(忘れました)三部作にしたらやりたいこともたくさん出来た。」という内容だった覚えがあります。とにかく第1作目はもっと観たかったのにいいところで終わってしまった印象でしたので、この続編の公開はとても楽しみにしてました。

出演はその他に、櫻井孝宏、行成とあ、梶裕貴、寿美菜子、藤原貴弘、松本ヨシロウ、矢尾一樹、豊崎愛生、小山力也、三宅健太
監督:窪岡俊之

+++ちょいあらすじ
長大な剣を武器に傭兵として生きる戦士ガッツはグリフィスの率いる鷹の団の一員となり数々の闘いを乗り越え仲間たちと強い絆で結ばれていった。グリフィスは忠誠心の厚いガッツに信頼を寄せていくが、しかし一方のガッツはグリフィスの野心に戸惑いを抱きはじめていた・・・
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圧巻でしたァ、メガトン級の観応え。このディープさは大人向けに徹しているからなんでしょうね。私にはPG12指定で済んでいるのが不思議なくらいなんですけど、やっぱりアニメだと基準が甘くなるのかな?保護者同伴でも小学生と一緒に観るのは憚られますよ。でも前回と違って女性客の割合が高かったのはちょっと意外でした。

冒頭から1時間ほど、全体のおよそ三分の二は壮絶な戦闘シーンで圧倒されまくりでした。なのでドラマとしてはあまり細かい動きは今回見られないのですが、熾烈なドルドレイク攻略の闘いの中で主人公たちはその思いと自身の運命を揺さぶられドラマを大きく激動させていきます。

過酷な闘いの中で主人公ガッツはグリフィスの目指す野望が果たして自分が進むべき道なのか葛藤し続けます。そしてグリフィスの見事な戦術と勇敢な戦士たちによって数的、地形的に不利な状況の中で劇的な勝利を治めます。しかし勝利の宴の最中ミッドランド国王より爵位を与えられ貴族とされたことでガッツはこれまでの迷いが消え大きな決断をくだし鷹の団の仲間たちに別れを告げるのでした。

原作自体もよくは知らないのですが、映画化されたこの三部作のストーリーも全体からすれば一部らしいんですよね。それでもこの飲み込まれてしまうような壮大なスケール感なのですから、全体がどれほどの大きさなのか全く想像がつきません。

戦記ドラマとしては超破格のスケールと言えるでしょう。スケールだけで言えば『スターウォーズ』並の厚みと重量感がありますよね。しかも『スターウォーズ』は子供も意識しなければならないぶん、センセーショナルなディープさでは敵わないかもしれませんね。

三部作の真ん中というのは最終章への中繋ぎという位置付けゆえにどうしても中途半端になりがちだったりしますけど、壮絶なドルドレイク攻略の物語に徹したことで中弛み感はありませんでしたし、その中で描かれるガッツ、キャスカ、グリフィスのドラマと彼ら心理も鮮明になっていたと思います。特に今作では女性らしさに焦点を当てられていたキャスカが今後ガッツにとってどんな存在になるのか気になるところですね。

しかし楽しみにしていた魔物が回想でしか出てこなかったのは残念でした。またガッツの相棒になるであろう妖精さんはすれ違っただけで絡みは無しでしたね。魔物も妖精さんもこの黄金時代編ではあまり出番はないのかな?

ガッツは去り、キャスカら鷹の団は罠に嵌められグリフィスは拷問にかけられてしまうといった大きな波乱の中で第二作は幕を閉じていきましたけど、この後どうなっていくのかがますます楽しみになってきました。


戦記度★★★★



シリーズ作品
ベルセルク 黄金時代篇I 覇王の卵 2012.2.8
ベルセルク 黄金時代篇 II ドルドレイ攻略 2012.6.28
ベルセルク 黄金時代篇III 降臨』2013.2.3