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シャーク・ナイトその昔、スティーヴン・スピルバーグ監督の『JAWS』の大ヒットを受けて人食いザメのパニック映画がいろいろ造られ粗製濫造気味だったような記憶があるのですが、子供の頃の記憶なのでたしかではありません。そういう意味では海でサメに襲われるというのは海洋系パニック映画の定番中の定番とも言えますが、今作の舞台は湖でそこに意図的に人食いザメを放流しその仕掛けた罠にバカンスに訪れた若者たちが襲われてしまうというシチュエーション・スリラー作品なのです。予告編を観たときに物語の発想に驚かされ、これは観たいなと思っていたのでした。監督は『ファイナル・デッドサーキット 3D』のデヴィッド・R・エリスです。

出演はその他に、ダスティン・ミリガン、クリス・カーマック、キャサリン・マクフィー、ドナル・ローグ、ジョシュア・レナード、ジョエル・デヴィッド・ムーア、ジミー・リー・Jr、シンカ・ウォールズ、アリッサ・ディアス、クリス・ジルカ
監督:デヴィッド・R・エリス

+++ちょいあらすじ
美しい自然に囲まれたクロスビー湖。ここに別荘を持つ女子大生のサラとニックら友人6人がバカンスに訪れた。みな思い思いに満喫していたが次の瞬間事態が一転してしまう。ボートで水上スキーを楽しんでいたアメフト選手のマリクが片腕を失う大怪我をしてしまい・・・
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まさかエンドロールの後にあんなふざけたMVが用意してあったなんてね(笑)。最後にあんなMVを持ってきてもちゃんと成立するのはこれがB級精神に溢れた作品だからなんですよね。なかなか面白かったです。最初にオリジナルのタイトル『SHARK NIGHT 3D』が表示されましたがもともとは3D作品だったんですね。劇中でも3D効果を狙ったサメが飛び出すようなシーンがいくつもありましたが、2Dでも十分楽しめました。

ストーリーはほぼ一直線と言えるわかりやすさ。この手のパニック映画、スリラー映画のお約束のパターンをひたすら突き進んでいくもので、その流れをざっと大まかに説明しますと、

大学生のニック、サラ、マリク、ゴードン、マヤ、ベス、ブレイク、サラの愛犬シャーマンはサラの家が持つ自然に恵まれたクロスビー湖の畔にある別荘へ遊びに行きます。→ボートに乗り込む経由地でサラの元恋人デニスとその友人レッドと遭遇します。この二人何だか怪しいです。→別荘に到着しますが、ここは携帯電話がつながらないという孤立無援状態の伏線→とりあえずみんなでレジャーを満喫→しかし悲劇が発生→助けを求めるもさらなる悲劇が発生→事件の裏にある陰謀があったことが判明→悪夢の事態へ・・・

という具合です。ボートがサメの攻撃を受けたあげくに炎上大破してしまったり、何故か突然ニックが機を失って倒れたり、煙草を吸っていたようなシーンはないのに何故かニックがライターを持っていたり、いくらなんでも都合良すぎるでしょッという展開のオンパレードでツッコミどころはいろいろありますし、サメのCGが何だかちゃっちかったり、先の展開がすぐに読めてしまうところもありますが、それもB級映画の味わいの範疇としてツボだったりします。ある程度わかっていながらもいざ人食いザメが間近に接近すると緊張度も高まってハラハラドキドキさせらるんですよね。ゴードンなんて、あー助かったァと思った瞬間、意外なところからドカーンでしたもんね。全くお気の毒に(笑)。

同じことはクライマックスでも言えるんですが、一般的に主人公とその恋人はだいたい助かるものと相場が決まっているわけです。しかしそれでも二人がどうやってこの絶体絶命のピンチを切り抜けるのか?それともこれはアンハッピーな結末なのか、その肝心なところはわりとしっかり作り込まれていたこともあってかなりスリリングで引き込まれちゃいました。湖に落ちればそこには獰猛な人食いザメがいるというシチュエーションがすっかり刷り込まれているのも効果的なんでしょうね。緊迫した展開に再びハラハラドキドキなんですが、まさかあのラストで愛犬シャーマンが活躍するとは予想外もいいとこです(笑)。あの窮地をシャーマンが救って起死回生の逆転打となるとはもうビックリの大盛り上がり。

謳い文句で言ってるほどサメの種類の多くなかったですし、脚本も薄っぺらいです。B級映画的なお色気シーンやグロさお馬鹿さもあまりないのでノリとしては『ファイナル・デッドサーキット 3D』とたいして変わらないかもですが、でもほどほどの軽さが楽しめるところもありますし、その辺り割り切れるところは割り切れる人にとってはお手軽なポップコーン・ムービー、くだらなさを前向きに楽しむ映画ですね。



凄惨度★★★☆