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プロメテウスそんなに先行公開を早くから何回もやるのであればさっさと本公開してしまえばいいのにと思うのですが、大作揃いの夏休みですからね、きっとスクリーンの割当の都合なんでしょうね。早く観たいのにと思いつつもどうせ観るならこれは絶対IMAX-3Dでと決めていたのでずっと我慢の子してました。

出演はその他に、マイケル・ファスベンダー、シャーリーズ・セロン、イドリス・エルバ、ガイ・ピアース、ローガン・マーシャル=グリーン、ショーン・ハリス、レイフ・スポール、イーモン・エリオット、ベネディクト・ウォン、ケイト・ディッキー
監督:リドリー・スコット

+++ちょいあらすじ
2089年。考古学者のエリザベス・ショウはスコットランドの遺跡から重要な発見をする。それは数々の古代遺跡に見られた共通のサインであり彼女は人類を創造した知的生命体からの招待状ではないかと分析する。彼女は類の起源の謎を解くため恋人ホロウェイや他分野の科学者たちとウェイランド社の宇宙探索船プロメテウス号にて出発。そして2093年ついに目的の惑星に到着する・・・
+++

WE CAME FROM THEM.THEY WILL COME FOR US.

プロメテウス IMAXこの文言はIMAXシアター入場者に配布されたIMAX版特典ポスターに記載されていたのですが、これを読んで私は観る前からうっすらと予想していたあることが、ほのかに確信に変わっていきました。結果的にもその予想は見事的中。というかそれしかないですよね?エンドロールを観ていてもわからなかったのですが、この作品にはH・R・Gigerは参加しているのでしょうか?

IMAX効果もあって期待以上のド迫力に圧倒されっぱなしで面白かったんですけど、何だかよくわからないところもあってもう一度観てみようなか?という感じですね。実は深く考える必要は全くなくて観たままのことでしかないのかもしれませんが、しかしこういう作品だとあれこれ考えてしまうのです。もしかするとそんな風に考えられるのはまだいいほうで旧作ファンじゃない人には要領を得ない作品だったりするのかもしれませんね。

リドリー・スコット監督の作品でアンドロイドのデヴィッドがクルーに居る時点で誰もがあの作品を思い浮かべるのは必然と言えますが、そのデヴィッドがウェイランド社の社長直々の極秘指令をひそかに遂行しているとなれば、それはまさにあの作品そのもののと言えてしまう大きな伏線以外にはありえません。

しかし、そう思いながら観ていると予告編でも目一杯煽ってくれた「人類の起源」というテーマが霞むしややこしいことにもなっていくんですよね。あれは詐欺的な宣伝と言われても仕方ないところもありますが、実は「人類の起源」云々は意図的な壮大なミスリードだったんじゃないかと思うのです。ところがその仕掛けがあまりに大きすぎていろいろ考えてしまうわけです。特に冒頭のシーンが何を暗示していたのか観終えてもよくわからないんですよね。

DNAは人類と同じだという彼らですが至近距離から銃撃されてもびくともしないのは明らかな違いで、結局のところ何者なのでしょう?おそらく彼らの暮らす惑星の環境が著しく悪化して人類存亡の危機に立たされた彼らは地球に活路を見出し、奪い取るため前に破壊するためにアレを兵器として培養していたと。そしてウェイランド社がアレを手に入れようとしていたのはデヴィッドに動きは旧作から推測出来ますが、ウェイランド社と彼らの関係性がよくわからないですよね。ウェイランド社は全て知った上でプロメテウス号を送り込んでるように思うのですが、あの社長はアレの入手以外に何を目論んでいたのでしょう?あまりに謎なことが多すぎて、物凄い映画を観た充実感とストーリーの消化不良が混在する後味でした。

ま、ラストはやっぱりなというかオチはもはやそれしかないでしょうという感じでしたけど、それはとても期待していた展開だったのでオォーと感激の瞬間。つまりアレの始祖となる者は先ずチャーリー・ホロウェイに寄生しエリザベス・ショウの体内で育成されそしてあの男に寄生し進化したのがSF映画史上最強凶悪な種族になっていくというわけですね。あそこでいきなり黒いのが出てくるのは旧作との整合性にやや難があるような気もするんですけど、映画ファンとして人類の起源なんかよりもアレの起源が明らかにされたことには興奮せずにはいられませんでした。

メレディス・ヴィッカーズが監視員ならやっぱり彼女もアンドロイドだったというオチを期待したんですけどねェ。せっかくのシャーリーズ・セロンが生かしきれてなかったように思うのだけど、出来ればシャーリーズ・セロンが寄生されちゃうところを観たかったなぁ、残念。

ハッキリ言って映画の出来栄えはよくないと思います。特に脚本が。前述の冒頭シーンもそうですが、エリザベスの幼少時代の父との記憶やホログラムの映像など、結局それが何を意味するのかさっぱりわからないまま中途半端なんですよね。しかしそれでもあの名作SFシリーズへ繋がる物語としての魅力は大きくて不満を言いつつも溜飲を下げてしまうのでした。ところで、これも続編あるのかな?エンドロール最後のウェイランド社のクレジットは粋な演出でした。


堪能度★★★★