ブログネタ
日本映画3 に参加中!
天地明察2010年本屋大賞を受賞した冲方丁さんの小説を原作に映画化した娯楽大作時代劇です。本屋大賞受賞作やノミネート作品は基本的に好みなのが多いんですけど、最近は既に売れているヒット作がそのまま受賞するので私の読書スタンスだとなかなか読む機会がないんですよね。そんなわけでこの原作も未読で本屋に行くと目立つところに平積みになっているのがいつも気になってしまうのですが、せっかくの映画化なのでいつも通りに映画から入ってみようと思います。

出演はその他に、佐藤隆太、市川猿之助、笹野高史、岸部一徳、渡辺大、白井晃、横山裕、市川染五郎、笠原秀幸、染谷将太、きたろう、尾藤イサオ、徳井優、武藤敬司、中井貴一、松本幸四郎
監督:滝田洋二郎

+++ちょいあらすじ
時は四代目将軍徳川家綱が治める江戸時代。代々将軍家に囲碁を教える碁打ちの名家に生まれた安井算哲は対局以外にも天体と算術にも夢中になっていた。そんなある日、安井算哲は会津藩主の保科正之から日本全国で北極星の高度を測ってその土地の位置を割り出す北極出地の任を命じられ長い旅路へと出発する・・・
+++

天文も歴史も好きなほうなのでとても興味深くて楽しめました。江戸時代にどうやって暦を作っていたのか不思議でしたけど当時としての優れた科学力と優れた人物たちの知恵と知識と努力によって導きだされたものだったんですね。

囲碁と算術のエピソードも面白そうで目移りしちゃいましたけど、江戸時代に日本独自の暦を作った実在の人物、安井算哲の実話をモチーフにした物語です。代々碁打ちとして徳川家に仕える安井家の算哲は会津藩主の保科正之から日本全国で北極星の高度を測り、その土地の位置を割り出す北極出地を命じられますが、暦にズレがあることに気付き改暦に取り組みます。しかしそこに大きな挫折と困難が立ちはだかるのです。

暦は利権であり実権を公家、朝廷が握っていて間違った暦を直す改暦が物語のクライマックスとなっていくわけですが、実はこれが最後のほうまでピンときませんでした。なるほど、庶民の生活はもちろん政において重要な役割だったんですね。

しかし映画としてはちょっと疲れる作品だったかも。原作は読んでないのでよくわかりませんが、かなり長いスパンを描いている物語でしたよね。前半の北極星を観測して全国を巡る旅にしても軽く1年を越えていましたけど、かなり駆け足で描いている印象を受けました。情報量も多くてじっくり味わうというよりはけっこう必死についていく感じで物語に気持ち良く浸るような状況ではありませんでしたね。たいていは原作小説のほうがもっとボリュームが大きく映画は省いていると思うのですが、おそらくこの長尺でもまだまだ尺が足りないくらいなのでしょう。テレビで連続ドラマ化してもいいお話なのかもしれませんね。

横山裕くんの僧侶姿は見慣れないせいかコントかと(笑)。


学習度★★★☆