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009 RE-CYBORG『サイボーグ009』もう大好きなTVアニメでした。透明の下敷きに島村ジョーのイラストとかいっぱい描いた覚えがあります。初期のモノクロ時代のアニメは「懐かしのテレビアニメ特集」などでしか知りませんけど「♪赤いマフラー、なびかぁせてぇ♪」という主題歌が何故か耳にこびりついているんですよね。ご存知、石ノ森章太郎さんの名作SFマンガをアニメ化したものですが、原作は未完だっというのは今の今まで知りませんでした。そもそもマンガで読んだことがないのかも。今作は『東のエデン』の神山健治監督が自ら脚本も手がけたオリジナルストーリーで再結集した9人のサイボーグ戦士の新たな戦いを描いていきます。

声の出演はその他に、小野大輔、斎藤千和、大川透、増岡太郎、吉野裕行、杉山紀彰、丹沢晃之、玉川砂記子、勝部演之
監督:神山健治

+++ちょいあらすじ
2013年。上海の超高層ビル群が次々と爆破され倒壊するという大規模テロ事件が発生する。世界中の大都市で同様の事件が頻発していたがいまだ首謀者は不明。世界が不安に陥る中でギルモア博士は世界各地にいるゼロゼロナンバーサイボーグ戦士たちを招集。その頃、リーダーの009こと島村ジョーは東京・六本木で3年に一度記憶をリセットしながら高校生活を繰り返していた・・・
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もういろんな意味で衝撃的でした。ベースは間違いなく石ノ森章太郎さんの『サイボーグ009』なんですけど、世界観もキャラクターもエッジを鋭く磨き込んでディテールにしちゃってすっかり大人のアニメになってました。フランソワーズが随分と色っぽさを増してるなとは予告編の頃から思ってましたけど、下着姿になってジョーとラブシーンなんて、私の子供の頃の淡い思い出が見事に砕け散りました。二人がそんな深い関係ならそりゃジェットも激しく嫉妬するってば(笑)。ジョーとジェットの確執の原因は絶対フランソワーズです(笑)。

島村ジョーが高校生だったというのもかなり衝撃的でしたけど、ジョーは3年ごとに記憶をリセットされて高校生活を繰り返しているという設定。しかし世界中で超高層ビルを標的にした大規模な爆破テロ事件が頻発したことから、ギルモア博士はサイボーグ戦士たちを召集、ジョーの記憶を覚醒させるのですが、ジョーは直前まで六本木ヒルズで爆破テロを実行しようとしていた告白しギルモア博士を驚かせます。一方ジェットは現在NSAの一員であることからアメリカの陰謀説を考えるギルモア博士はジェットは召集しませんでした。

子供の頃に観ていたTVアニメではヒーロー物らしく明確な悪の敵が存在していましたが、それとは全く違う異色な感じでしたね。サイボーグ戦士たちが様々な人種で構成されキャラクターにもそのお国柄が反映されているのは一緒なんですけど、そこをさらに踏み込んでいって政治色の強いポリティカル・サスペンス調なストーリーはかなりシリアル度も濃くグイグイと引き込まれてしまいました。実在の街やリアルな兵器なども登場することもあって、そういう意味では現実感がグッと増した印象なんですよね。爆撃で停電していたMORI TOWERが自家発電で再起動するなんて憎い演出。

でも結局「彼の声」の正体が何だったのか説明も現象も結末も抽象的でよくわかりませんでした。ハインツの考察については一応理解は出来ましたし戸惑うわけじゃないんですけど、そこから先の部分、真相そのものには触れず終いなんですよね。あの謎な少女は何者だったんでしょう?

その辺りがスッキリして終われると会心の出来栄えとなったかもしれません。しかしそれでも新生『サイボーグ009』としてはとても魅惑的な作品でした。

個人的には加速するときにジョーには「加速装置ッ」と叫んで欲しいんですけど、序盤に1度あったきりだったような?そんな言葉いちいち叫ばないのがリアルなのかもしれませんけど「加速装置ッ」はテンション上がるんですよね。その意味ではハインツの膝ロケットは何度観てもカッコイイです。ジェットの飛行能力はとんでもなくグレードアップしてましたね。グレイト・ブリテンの特殊能力ってあの変身技だけでしたっけ?ピュンマにいたっては全く思い出せないままでした(笑)。


戦士度★★★★☆