ブログネタ
日本映画3 に参加中!
ぼくが処刑される未来東映が立ち上げた新レーベル「TOEI HERO NEXT」の第2弾です。今作は量子コンピューター管理システムに支配された25年後の近未来社会を舞台に投獄されてしまった青年と彼を脱獄させようと行動する天才ハッカーの戦いを描く物語だそうです。第1弾の『PIECE〜記憶の欠片〜』がまぁまぁだったのでこちらも観てみることにしました。

出演はその他に、関めぐみ、吉沢亮、小西博之 中西良太 中丸シオン 樋渡真司 近江谷太朗 神保悟志 大浦龍宇一 寺田農
監督:小中和哉

+++ちょいあらすじ
大学生の浅尾幸雄は世間に関心が薄くただ漠然と毎日を過ごしていた。そんなある日の夜のこと、道を歩いていると突然空から眩しい光に包まれ、気付くとそこは警察の取調室で厳しい尋問を受ける。浅尾には全く身に覚えの無い殺人の容疑がかけられていた・・・
+++

そのオチはズルいってば。思わずほっこりしちゃったじゃないですかァ。もう好きなんですよ、そういうの。タイムパラドックス物ならではの展開でしたね。

宣伝文句には近未来司法サスペンスとありましたが、いったいどんなお話なんだろうと思っていたら、主人公がこれから25年後に起こすという殺人容疑の罪で未来へと連行され投獄されてしまうという何とも奇抜な発想のSFサスペンス劇なのです。

主人公の浅尾幸雄は20歳の大学生で食堂で間違った品を出されても文句が言えない内気さと世間に無関心な性格です。そんな彼がある夜突然光に包まれ気がつくとそこは警察の取調室でした。浅尾は殺人の容疑で捕まってしまっていたのです。

しかし当の浅尾には全く身に覚えがありません。それもそのはずそこは25年後の未来で浅尾は未来に起こす罪で過去から連行されてしまったのです。担当弁護士の生方佐和子によればこの未来では量子コンピューター「アマテラス」によって犯罪がほぼ特定されることが可能となり、凶悪犯罪者を過去から連れてきて処刑を行う「未来犯罪者消去法」が制定され罪が確定されれば公開処刑が行われるというのです。

窮地に立たされる浅尾でしたが、ライズマンと名乗る謎のハッカーが浅尾の脱獄をサポートして生方と共に導き自分の無実を自身の力で証明するよう促し浅尾は先ずこの時代の自分を探し始めます。

ツッコミどころは満載なのでいちいち気にしていたらキリがありません。世界観はSFですけど科学的なロジックなんて一切見受けられませんから、そこは思いきり割り切って観るしかないのです。

要はアマテラスには重大な欠陥がありながらも上層部はその事実を隠蔽し続け、浅尾はその陰謀に陥れられてしまっていたわけなのですが、量子コンピューターが巨大な宇宙船みたいに大都市の空に浮かんでるわりには、ホームセンターとかテレビ局とかそういう部分には全く近未来感がなくてチグハグなのが可笑しいんですよね。クライマックスの公開処刑もグダグダなやりとりで緊迫感も何もなくただ都合よくまとめてしまうだけ。

ところが前述したようにオチがズルいのです。生方の過去のエピソードを伏線にしたラストシーンに何故か気分よく劇場を後にするのでした。

このシリーズって映画というよりはTVドラマかVシネマのクオリティで脚本も演出もチープさが目についてしまうんですけど、それはそれなりに不思議と楽しめてしまうんですよ。たぶんそれは特撮ヒーロー物などで培ってきたノウハウやスキルがしっかり生かされていて低予算な内容なりに作品としてはまとまっているからなのでしょう。観ている側にしても慣れ親しんでいるので馴染みやすいのかもしれません。


未来度★★☆