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フランケンウィニーティム・バートンの十八番と言えるダークファンタジーな物語を描くモノクロ・アニメーション映画です。何でも監督が無名時代に撮り1984年に発表した同名短編作品がモチーフになってるそうですが、少年が亡くなった愛犬を蘇らせるという予告編でのあらましに私はあの『ペット・セメタリー』をすぐ思い出してしまいました。さすがにあんな恐い映画ではなさそうなことはこのタイトルからも察しがつきますし、ティム・バートンだけにダークな中で描かれる温かい優しい物語を期待して観に行ってきました。

出演はその他に、マーティン・ショート、マーティン・ランドー、チャーリー・ターハン、アッティカス・シェイファー、ウィノナ・ライダー
監督:ティム・バートン

+++ちょいあらすじ
科学や映画製作に夢中で友だちのいない10歳の男の子ヴィクター。そんな彼の唯一の友だちは愛犬のブルテリアのスパーキー。ところがある日、スパーキーは交通事故で死んでしまう。悲しみにくれるヴィクターは科学の授業でジクルスキ先生から死んでいても筋肉は電気に反応して動くことを教わるとスパーキーを生きかえらせようと決意し・・・
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どうしてここにトシアキなんて日本人名の男の子が出てくるの?と不思議に思いながら観てましたけど、なるほどそういうこと?つまりアレはガメラのオマージュなんですよね?たぶん(笑)。

なかなか面白かったです。ダークファンタジーといってもあくまでもディズニー映画の範疇に収まるレベルではありましたけど、お馴染みの本編前のシンデレラ城が突然モノトーン化しちゃう演出など粋な趣向が感じられる作品でしたね。

ワタシ的には一応は犬モノにも分類出来る作品なのでそこも好感度の高いところなのです。スバーキーが不慮の事故で死んでしまったときはわかっていた展開とはいえかなりショックでしたし、スパーキーが生き返ったときはヴィクターと同じく嬉しくてすっかり感情移入してました。

しかし、秘密にしていたスパーキーの復活はやがてクラスメイトのエドガーに知られることになってしまいます。間もなく科学展が開催されようとしておりクラスメイトたちは科学展で一番をとるための研究題材を探していた真っ最中。そんな時にヴィクターがスパーキーを蘇らせたことを知ったクラスメイトはこぞってもっとスゴイのもを蘇らせようと競いだすのですが、それが町を巻き込むとんでもない大騒動へと発展してしまうのです。

大事件勃発の終盤ははすっかりモンスター・パニック映画と化してしまいましたがこれがなかなかスリリングな展開なんですよね。そしてラストは『フランケンシュタイン』をモチーフにしたような展開へと突入していくのですが、ここで思わず涙腺が緩むことになるのです。理屈では全く説明不可能でしたけど、ダークファンタジーながらも最後に心地良い気持ちになれる作品でした。

モノクロの3Dってどうなんだろ?と興味津々でしたけど、この作風には上手く合ってましたね。3Dならではの臨場感や浮遊感が味わえるわけではありませんが、まるでパペットムービーを観ているような不思議でクラシカルな世界観は独特。2Dで観てもそう大きくは変わらないのかもしれませんが、これでコマを落としてカクカクさせてみてもいいかもしれませんよね。

劇中でヴィクターの両親が映画を観ているのですが、これが何故か実写だったのがミョーに可笑しかったです。あれはドラキュラ映画だったかな?何か他にもいろいろオマージュっぽいところがあったように思いますけど、ワタシ的には『ペット・セメタリー』が何気に当たっていたのがミョーの嬉しかったです(笑)。

ところで、ひょっとしてプールから姿を現したシーモンキーは『グレムリン』のパロディ?


堪能度★★★★

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