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ゼロ・ダーク・サーティ観る前から予告編の印象だけでこれはアカデミー賞最有力なんじゃないかな?と思えてしまうのは、やっぱりこの題材がアメリカ人の愛国心を掴みそうな気がするからなんですよね。9.11アメリカ同時多発テロ事件の首謀者であるオサマ・ビンラディンの捕獲、暗殺計画の裏側に隠された真実を描くサスペンス・ドラマです。監督は『ハート・ロッカー』でアカデミー賞監督賞を受賞したキャスリン・ビグロー。

出演はその他に、ジェイソン・クラーク、ジョエル・エドガートン、ジェニファー・イーリー、マーク・ストロング、ジェームズ・ガンドルフィーニ
監督:キャスリン・ビグロー

+++ちょいあらすじ
2001年9月11日に発生したアメリカ同時多発テロ事件。その首謀者である国際テロ組織アルカイダの指導者オサマ・ビンラディンの行方を追うためにCIAの情報分析官マヤがパキスタンへ派遣される。当初は過酷な拷問の現場に苦痛を感じるマヤだったがその仕事にも次第に慣れ、やがてビンラディンの連絡員と思われるアブ・アフメドの情報を掴むがその所在はなかなか捉えられずにいた・・・
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上映終了後、しばし放心状態でした。観応えがあるなんてもんじゃないですよ、これは。かなり長尺でしたけどその時間の長さを全く感じませんでした。最初から最後まで異様な緊張感に包まれっぱなしで気付けばノドもカラカラ。それだけにラストで主人公マヤが見せる表情が一際印象的に感じられるんですよね。

2001年9月11日、多くの犠牲者をだし世界中を震撼させたアメリカ同時多発テロ。その首謀者であるオサマ・ビンラディンを捕えるまでのおよそ10年に渡るドラマをCIAの若き女性情報分析官マヤの視点で物語は刻々と描いていきます。

劇中の内容で予め知っていたことと言えばニュースで伝えられた部分のみです。いくつかのテロ事件やオバマ大統領の会見、そしてネイビーシールズの作戦によっとビンラディンを発見、殺害したという結末くらいの断片的な事実くらいでそもそも機密事項でもある詳細なんて全く知るよしもありません。それだけに劇中で描かれていく様々な出来事、明かされていく真相には物凄い吸引力で引き込まれていってしまうのです。

本編直前に証言に基づいて作られた作品という一文が表示されましたけど、ここに描かれている全てが真実だと思っても間違いないと思えてしまうのがキャスリン・ビグロー監督の凄い手腕なのかもしれません。『ハート・ロッカー』もそうでしたけど圧倒的なリアリティの追求が強烈な説得力をもたらすのです。これは至極の再現ドラマと言っていいでしょう。

現在でもテロの危険性はゼロではありませんが、絶対的な指導者であったオサマ・ビンラディンが存在するかしないかでは現状は大きく違っていたことでしょう。オサマ・ビンラディン捜索の過程においてもテロが仕掛けられマヤ自身も大切な仲間たちを失っていきました。国際的な問題、法的な問題、政治的な問題などいろいろありますけど、最前線の現場に携わるスタッフたちには私たちにはとても想像出来ない危機感を抱きながらこの任務に従事していたのでしょう。それゆえに彼女たちのオサマ・ビンラディン捕縛にかける執念が実を結んだと言えるのかもしれません。


執念度★★★★★