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プラチナデータ東野圭吾さんによる同名小説を『るろうに剣心』の大友啓史監督が二宮和也さんを主演にして描くミステリアスなサスペンス・ドラマです。予告編を観るたびにどうして二宮くんが「プ・ラ・チ・ナ・データ」と囁いてるのか不思議でついつい真似している私です(笑)。

出演はその他に、鈴木保奈美、生瀬勝久、杏、水原希子、遠藤要、和田聰宏、中村育二、萩原聖人
監督:大友啓史

+++ちょいあらすじ
政府が極秘に収集した国民の遺伝子情報“プラチナデータ”を基に構築された犯罪捜査システムが天才科学者・神楽龍平らによって開発されやがて法整備によって検挙率100%、冤罪率0%の社会が実現しようとしていた。ところが開発メンバーである蓼科早樹とその兄・耕作が殺されるという事件が発生し残されたDNAを解析すると犯人は神楽龍平だとする分析結果が・・・
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ウーン、まぁまぁ面白かったですけどちょっと期待以下かな?劇場予告編で感じたワクワク感が本編ではイマイチなんですよね。たぶん物語を成立させるためのガチガチ理詰めで攻めてくるところと、DNA捜査システムのリアリティの無さが妙にアンバランスに感じてしまうからなのではないかと。DNAデータから分析照合するところは全然アリなのですが、街中の防犯カメラを操作して犯人を追跡するのはFBIドラマじゃあるまいし現実感が無さ過ぎなんですよね。

大友啓史監督は元来アクション映画がお好きなのでしょうか?逃走劇はなかなかスリリングで手に汗握る緊迫感は楽しめました。映像的にもスタイリッシュで魅せられたんですけど、その映像の迫力に対して脚本がどうもしっくりこないんですよね。これは『るろうに剣心』でも思ったことですけどNHK時代の重厚感あふれドラマの印象が強いだけにこの軽さが気になってしまうのかもしれません。

真相がああで真犯人があの人で、それはそれでいいんですけど、いったいどのようにして犯行に及んだのかが全くのスルーなのは釈然としないんですよね。二重人格はたんにミスリードでストーリーを引っ掻き回すのが狙いだったのでしょうか?ミステリーならではの謎を解きたい欲求がわいてこないのは何とも寂しいかな。

さて、ここから思いっきりネタバレ気味に書いちゃいますけど、犯人がたいして出てこない脇役ってオチとしてはつまりません。だからそこで大物俳優などをあてたりするわけですが、あの方にかつてほどのオーラは感じませんし、いかにもなこの人みたいなオチではインパクトがないんですよね。

それでも二宮和也さん目当てなら楽しめる作品と言えるでしょう。彼の演技力は定評ありますし、今作ではやや悪役風のクールなキャラでしたけど、これまで演じてきた役とは違った魅力が楽しめる作品でしたね。

ところで何故かわかりませんが途中から劇場内の暖房が強くなったみたいでもう睡魔と闘うのが大変でした。周囲で居眠りする方が多かったのは映画ではなく暖房のせいなのでしょう、たぶん(笑)。


堪能度★★★