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だいじょうぶ3組乙武洋匡さんが小学校教師を務めた際の経験を基に綴った同名小説を『きいろいゾウ』の廣木隆一監督が映画化した作品です。いかにもお涙頂戴的な予告編の印象が引っ掛かりはしましたが、そこは廣木隆一監督の手腕で上手いこといってるんじゃないかと期待して観に行ってきました。

出演はその他に、榮倉奈々、三宅弘城、安藤玉恵、渡辺真起子、木下ほうか、根岸季衣、田辺桃子、朝田帆香、遠藤由実、うらん、上白石萌音、日向ななみ、飯島幸大、河口瑛将、田口トモロヲ、余貴美子
監督:廣木隆一

+++ちょいあらすじ
新学年を迎えた東京郊外の松浦西小学校5年3組に担任として赴任してきたのは生まれつき手足のない先天性四肢切断の生涯を持つ電動車椅子に乗った赤尾慎之介だった。赤尾の友人であり元教師で教育委員会で務めていた白石優作の推薦によって実現し白石も補助教員としてサポートすることになった。赤尾先生の姿に子供たちは驚き戸惑う者もいたが、積極的に向き合ってくる赤尾先生に子供たちも次第に打ち解けていった・・・
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やっぱり子役は強しですね。さらに涙という伝家の宝刀を使われたらもう抗えませんってば。何だか綺麗ごとばかりみたいで子供たちの純粋さにかえって息苦しさを感じてしまったりもするんですけど、それでも結局泣かされてしまいました。

乙武洋匡さんが小学校の先生として実際に勤務された時の体験などをモチーフに先天性の四肢欠損の障害を持つ先生とクラスの生徒たちの交流を描く物語なのですが、乙武さんの実生活の一部の姿を知ることも出来る映画だと言えるでしょう。

だからいっそのことこの映画のタイトルは洋画みたいに『乙武』とか『OTOTAKE』にして劇中でも実名にしてもヨカッタのではないでしょうか。だってこの物語は実質的に乙武さんの自伝みたいなものですし、乙武さん演じる赤尾先生の存在感を郡を抜いて強烈なんですから。国分太一さんを補助教員役にして主演扱いなのは事情なり理由があるんでしょうけど、正直観ていてどこかちぐはぐというかアンバランスな印象を受けるんですよね。ぶっちゃけ白石先生の恋愛エピソードなんてどうでもいい話だと思うんですけど、国分さんを主演にしてる都合上見せ場を無理矢理こしらえてるような印象を受けるのです。もし国分さんを中心にするなら、そこはぶれずに終始白石先生の目線で語り赤尾先生の姿を補助教員という第三者の客観的な視点で描けば社会派ドラマとなったような気もします。

現実問題として乙武さんのような方が担任を受け持つにはメリット、デメリットあることでしょう。でもそれもある種の個性みたいなものなんですよね。きっと赤尾先生が受け持った子供たちは他のクラスの子供たちにはない特別な体験をしたはずで、その是非や成果は彼らがもう少し大人になってからわかることなのかもしれません。しかし現実にはラストの白石先生の言葉が全てだったりするのかもしれません。でもやってみなきゃわからないこともたくさんあるわけで、そういう意味ではこの難しい問題に挑戦された乙武さん、受け入れた学校関係者の方々には敬意を表したいなと思います、


成長度★★★☆