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リンカーン昨年度の賞レースを大いに沸かし主役を演じたダニエル・デイ=ルイスが見事アカデミー賞主演男優賞を獲得したスティーブン・スピルバーグ監督による大作ヒューマン・ドラマです。アメリカの歴史そのものとも言えるアメリカ合衆国第16代大統領エイブラハム・リンカーンの知られざる姿を重厚なタッチで描く伝記的な物語です。


出演はその他に、サリー・フィールド、デヴィッド・ストラザーン、ジョセフ・ゴードン=レヴィット、ジェームズ・スペイダー、ハル・ホルブルック、トミー・リー・ジョーンズ
監督:スティーヴン・スピルバーグ

+++ちょいあらすじ
1865年のアメリカ。奴隷制存続を訴える南部の複数の州が合衆国から離脱しアメリカは分裂。南北戦争が4年目に突入し泥沼化の様相を呈していた。再選を果たしたアメリカ合衆国第16代大統領エイブラハム・リンカーンは奴隷制度を根絶するために合衆国憲法修正第13条を下院議会で批准させようと強い決意を抱き・・・
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本編前にスピルバーグ監督のコメント映像が流れて、簡単な作品説明がありましたけど、こういう大作系ではちょっと珍しいことですよね。それって要するに映画の内容が暗にわかりにくいと言ってるような気もするのですが・・・

実際のところわかりにくいということはなかったんですけど、内容が堅くてやや面白味に欠けた気がします。南北戦争を題材にした作品はこれまでにも観たことありましたが、この作品では戦争を具体的に描くシーンは冒頭部分のごく僅かでそのほとんどは政治ドラマと言っていいでしょう。これが史実にとても忠実なのかもしれませんが、ゴチャゴチャと込み入った会話ばかり続くばかりでまるで世界史の授業を受けてるみたいな(笑)。

南北戦争って単純に北が南に勝って奴隷を解放を実現したくらいにしか認識してませんでしたが、実際には奴隷制度を撤廃根絶するための法改正がとても重要で、その中でリンカーン大統領をはじめとする当事者たちがいかに尽力し法案を成立させていったかが、この物語で刻々と描かれていくのです。

何だかこれって共和党のプロパガンダ?思うところもありましたけど、あの議会での攻めぎあいや裏側での駆け引きなどなかなか興味深いものはありました。アメリカ史勉強した気分(笑)。たしかに現代の政治に繋がるところはあるかもしれませんね。今日では民主党から初の黒人大統領が選出されたというのも不思議な巡り会わせを感じるのでした。

そういえば、このお話って現在放映中のNHK大河ドラマ『八重の桜』とほぼ同じ時代の出来事なんですよね。南北戦争で不要になった銃が当時の日本に大量に輸出されたんだっけ、なんてことを思い出しながら観てました。


政治度★★★☆