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図書館戦争私の大好きな作家・有川浩さんの代表作「図書館戦争」が実写映画化され待望の公開日を迎えました。私も原作を読んだとき、これを実写化するなら主人公の笠原郁役は榮倉奈々さんしか考えられないと思いましたけど、やっぱり多くの方が同じように感じていたんですね。でも出来れば5年くい前のまだ初々しさの残る榮倉奈々さんがヨカッたかも(笑)。 有川さんご自身が映像作品は原作とは別物みたいなことをおっしゃってますので、私もそれに准じて鑑賞してみます。でもなんだかんだと較べてしまうんでしょね(笑)。

出演はその他に、田中圭、福士蒼汰、西田尚美、橋本じゅん、鈴木一真、相島一之、嶋田久作、児玉清、栗山千明、石坂浩二
監督:佐藤信介

+++ちょいあらすじ
1988年。メディアに対する取り締まりを正当化する法律“メディア良化法”が制定されて30年がたった2019年(正化31年)の日本。法を施行する武装組織・メディア良化隊に対抗し本を読む自由と権利を守るために創設された図書隊に新人女性の笠原郁が入隊してきた・・・
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もう大感動ッ。原作の大ファンとして大絶賛させていただきます。ある意味では原作を超えてると言ってもいいでしょう。実写映像ならではの醍醐味が堪能出来る素晴らしい作品でした。

まず冒頭の「図書館を守る宣言」でいきなりゾクゾクときちゃいました。そして続く主人公・笠原郁の高校生時代の王子様エピソードに早くも涙腺が緩みます。これは原作を読んだときも同じだったりして、本を守る正義の味方・図書隊の姿に心鷲掴みされちゃうんですよね。私も同じ立場だった図書隊に憧れ志願しちゃうかも(笑)。

物語は原作小説の第1巻「図書館戦争」の内容に沿っていて、憧れの図書隊員となった新人・笠原郁の成長と鬼教官・堂上篤とのラブコメモードなエピソード、そしてメディア良化委員会とそれに同調する組織との熾烈な戦いを野辺山財団の私設図書館に所蔵されている貴重な文書の移送ミッションをクライマックスにして描いていきます。

映画的にはかなりアクションを重視したエンタメ作品に仕上がっていましたね。でもこの切り口は大正解だったと思います。有川浩さんをご贔屓にもしてくれている自衛隊の全面協力は威力絶大でifの世界にものすごいリアルな世界観を与えているのです。

それから堂上篤役の岡田准一さんのアクション演技も素晴らしくて今作の大きな見所と言えるでしょう。TVドラマ「SP」辺りからアクションに目覚めトレーニングに励みその才能を開花させただけのことはあって、とても観応えがありましたし、一方での笠原との掛け合いも絶妙のコンビネーションで魅せてくれました。予告編を観た時は「主人公は笠原郁なのに何で堂上篤のほうが前面にでてるの?」なんてことを思ったし岡田准一さんは二枚目過ぎるように感じていましたが、この人以外考えられないハマリ役でしたし、岡田准一さんのアクション度の高さは作品的にもかなり重要なウェイトを占めていたように思いました。実際戦闘シーンは原作では表現できないレベルの臨場感あふれる迫力に圧倒されまくりでした。

主人公・笠原郁を演じた榮倉奈々さんもまさにイメージ通りでしたね。原作のヒロインとこんなにも違和感がない女優さんというのもなかなかいないんじゃないでしょうか。柴崎麻子役の栗山千明さん、手塚光役の福士蒼汰さんもかなり高いレベルでマッチしてましたし、玄田竜助もイメージよりやや小さめでしたけど橋本じゅんさんの演じるキャラは魅力的でした。残念だったのは田中圭さんの小牧幹久。ニックネーム「笑う正論」ならではの小牧の存在感が感じられなかったのが惜しいですね。

でも、そんな中でも最高のキャスティングで個人的に一番心揺さぶったのが故・児玉清さんが日野図書館の亡き稲嶺館長役で出演されていたことです。もう感極まり涙腺崩壊しちゃいました。有川ファンであればご存知でしょうが、児玉清さんは有川浩さんの大ファンで巻末の解説文を務めたりご自身のラジオ番組などで紹介されたりしていたんですよね。原作では稲嶺は日野の悪夢の唯一の生存者で足を負傷し車椅子となった人物でこの劇中での仁科司令官に当たるのですが、そこをあえて脚色して児玉清さんを稲嶺役にしているのです。誰のアイデアなのかわかりませんが何て粋で素敵な演出ッ。児玉清さんもきっと天国で喜んでいることでしょう。こういう気配りが出来るということは、作り手たちの愛情が作品にしっかりとこめられているという証拠なんでしょうね。

この感じだともしかして最終章まで映画化してくれるのでしょうか?ぜひぜひ宜しくお願いします、関係者のみなさまッ!

とりあえずもう1回観に行きますッ!


満足度★★★★★



シリーズ作品
図書館戦争』2013.4.28
図書館戦争 THE LAST MISSION』2015.10.14