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モネ・ゲーム犯罪コメディーの名画『泥棒貴族』をジョエル、イーサン・コーエン兄弟監督が脚本を手がけ『終着駅 トルストイ最後の旅』のマイケル・ホフマンがメガホンをとりコリン・ファースとキャメロン・ディアスの共演で描いたリメイク作品です。オリジナルは未見ですがシニカルな犯罪ドラマを数多く手がけてきたコーエン兄弟の手腕に期待して観に行ってきました。

出演はその他に、キャメロン・ディアス、アラン・リックマン、トム・コートネイ、スタンリー・トゥッチ
監督:マイケル・ホフマン

+++ちょいあらすじ
美術鑑定士のハリー・ディーンは大富豪のシャバンダーのもとで働いていたが、扱いの悪さに苛立ちを募らせモネの名画「積みわら 夕暮れ」の贋作を使って大金をせしめようと計画をたてる。ディーンはテキサスで絵画の持ち主を演じるカウガールPJを仲間に引き入れるとロンドンへ呼び早速計画を実行するのだが・・・
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面白かったァ、コーエン節が英国調にカスタマイズされたような軽妙なコメディ作品でしたね。

コーエン兄弟というのがまず頭にあったこともあって、きっと主人公のハリー・ディーンは最後には破滅するもんだと決めつけていましたけど、意外な結末にビックリです。あんなドンデン返し全く予想してませんでしたし、あの直前のライオン仕掛けの恐怖のセキュリティシステムとPJの活躍にすっかり意識を持っていかれてましたから、まさかディーンがそんなことしてたなんて思いもしませんでした。抜け目のない脚本、見事な演出でした。

主人公ハリー・ディーンは狡猾でしたがヘマも多くシャバンダーからいつも皮肉られており、ついにはクビ寸前の苦境に立たされてしまいます。そこでディーンはモネの名画の一つで第二次世界大戦の最中に行方不明になった「積みわら 夕暮れ」の贋作でシャバンダーから大金をせしめようと詐欺を企み計画に必要なテキサスのカウガールのPJを仲間に率いれ実行するのですが、ディーンの計画は大物シャバンダーはディーンよりも圧倒的に上手の男で思うようには運びません。その上自由奔放で快活なPJをシャバンダーがすっかり気に入ってしまい計画はいきなり暗礁に乗り上げてしまうのです。

ディーンのダメ男ぶりはコーエン作品ぽさを感じるところでもありますが、コーエン兄弟ならではのブラックな味付けはほとんど感じません。どちらかと言えばウディ・アレン調のような?たぶんそれはラブコメな要素があるからなのでしょう。いかにもアメリカンという感じのキャメロン・ディアスがバッチリ役にハマッていてアクセントとなりライトなコメディを痛快に盛り上げ、またコリン・ファースが演じるディーンとは真逆なキャラですが、そのぶん二人のコントラストが絶妙で楽しいのです。

スネイプ先生を観るのは『ハリポタ』以来でしたけど、すっかりノーマルな状態を忘れていてずっとスネイプ先生として観ちゃいました(笑)。


堪能度★★★★