ブログネタ
日本映画3 に参加中!
俺はまだ本気出してないだけ堤真一さんが42歳のバツイチ子持ちのダメダメ中年男の主人公を演じるコメディ映画。青野春秋さんの人気漫画を『コドモ警察』『HK/変態仮面』の福田雄一監督が映画化した作品です。堤真一さんをはじめキャラの濃そうな出演者たちに期待して観に行ってきました。

出演はその他に、橋本愛、生瀬勝久、山田孝之、濱田岳、水野美紀、石橋蓮司、指原莉乃、賀来賢人、ムロツヨシ、川久保拓司、秋元黎、ドナルド・アッシュ、蛭子能収、尾上寛之、小柳心、村松利史、池田成志、佐藤二朗
監督:福田雄一

+++ちょいあらすじ
17歳の娘・鈴子と父親・志郎と3人で暮らす42歳のバツイチ男の大黒シズオはある日「本当の自分を探す」と突然会社を辞めてしまう。しかしそれから一ヶ月経っても朝からゲーム三昧のダラダラとした日々を過ごすばかりで志郎からは怒鳴られてばかり。そんなある日、本屋で立ち読みしていたシズオは漫画家になることを決意し・・・
+++

山田孝之さんとムロツヨシさんが並ぶと監督が福田雄一さんだけにそこだけ「勇者ヨシヒコ」の空気になるんですよね(笑)。

雰囲気的にはオフビート系な感じなんですけど、ゴンチチさんの奏でる楽曲によって不思議と癒し系、時おり変な爽やかさも感じる脱力系コメディでした。なかなか面白かったです。

17歳の娘・鈴子と父親と3人で暮らすバツイチの42歳・大黒シズオは突然会社を辞めてしまいます。それから一ヶ月は朝からダラダラとゲームをやる自堕落な日々を過ごしていましたが、何を思ったのか突然漫画家になると決意して出版社へ原稿を持ち込み始めるのですが、そうは簡単にいくわけもなくボツ続きでデビューの気配すらなく父親からは怒鳴られてしまうのですが、夢だけはでかいシズオはそれでも全く懲りずに描き続けるのです。

シズオには漫画を描く上での基本的な知識はもともとあったのでしょうか?道具を揃えるのにも知識は必要ですし当然技術も必要で描きたいと思って素人がいきなり描けるようなものでもないと思うんですけど、まぁそれはいいとして、主人公のシズオは絵に書いたようなダメ男でしたね。自堕落三昧ですが口先だけは一丁前で自分はまだ本気をだしてないだけだとのたまうのです。呆れる父親からは毎日のように怒られるのですが、全く堪える様子もなく優しい娘に見つめられながら、誇大妄想とも言える夢に突き進んでいくのです。

普通この手のダメ男モノだと、主人公がだんだん愛おしく感じられてきたりするものなんですが、今作ではそういう感覚には一切陥りませんでしたね。マサオくんじゃないけど生理的にイヤって感じ(笑)。でもそんな父親を優しく見守っている娘の目線がまたいいんですよね。

期待に反して全く成長の予感さえ感じさせないシズオでしたが、そんなブレないキャラが作品的な面白さなんですよね。普通なら主人公に影響を与える役目を担うような周囲の人物たちがシズオを反面教師にしていくところが上手いですね。シズオが結果的に宮田家を再生したのは褒めてあげたいですね(笑)。

そんなシズオが最後のほうでようやく父親を自覚する瞬間が訪れましたけど、さすがに鈴子の秘密は衝撃的でした。しかし親としてそれはいくらなんでも酷すぎィ。

ところで、この作品のせいでファーストキッチンのイメージダウンになったりはしないんでしょうか?(笑)。


娯楽度★★★☆