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プリティ・フープさよなら。いつかわかること』のジェームズ・C・ストラウス監督が『月に囚われた男』のサム・ロックウェルを主演にダメ男なコーチと弱小な高校女子バスケチームの成長の姿を描いた青春スポーツ・コメディです。2009年日本未公開作品です。

出演はその他に、エマ・ロバーツ、ロブ・コードリー、エミリー・リオス、ルーニー・マーラ、ジェシカ・ヘクト
監督:ジェームズ・C・ストラウス

+++ちょいあらすじ
レストランで皿洗いして働くビルのもとに旧友のテリーが訪れ女子バスケ部のコーチになってもらえないかと頼まれる。女子チームであることに戸惑いながらも引き受けたビルだったが、テリーの説明とは違い部員は僅か6人の弱小チーム。しかもやる気があるのかないのかもわからずビルは困惑しながらも指導を始め・・・
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たしかにコレでは日本で公開しても興行的には厳しいかもしれませんが、青春スポーツものが好きな私としてはプチ感動出来て楽しめる作品でした。

ありがちと言えばありがちな設定で、高校の女子バスケチームでコーチが辞めてしまったことからテリー校長は友人でレストランの皿洗いをしていたビリーにコーチを依頼します。ビリーはそれなりにバスケの実績もあってコーチ業には問題ないようなのですが、アルコール依存症で妻と離婚し娘モリーとぎくしゃくした関係に苦悩している冴えない男。これで妻とモリーへの対面も保てると考えコーチを引き受けたビリーでしたが、部員は僅か6人でそのうちの一人は骨折治療中。しかもアフリカ系のリサは何故かヒスパニック系のキャシーを忌み嫌っているという面倒な状況。

年頃の女の子の扱い方がさっぱりわからないビルは悪戦苦闘しながらも彼女たちを指導。その後チームバスの女性運転手ドナをアシスタントにして彼女たちとの信頼関係を築いていくと、次第にビルの指導が実を結びだしチームは勝利を積み重ねていくようになりますが、その一方でビルは肝心の娘モリーとの関係は悪化するばかりで頭を悩ませていたのです。

いくらなんでも交代メンバーもいない弱小チームが急に強くなれるもの?とツッコミたくなりましたけど、まぁその辺はご愛嬌ということで、もともと選手たちには個性的な能力が揃っていたということでいいでしょう。

ベタベタなストーリーではありますけど、興味深いのはチーム再建を託されたコーチのビルがその指導によって成長していった選手たちによって逆にビル自身が再生していくというところ。勝つことで自信を取り戻しチームの結束を強めていった選手たちが、ビルにコーチとしての自信と自覚を持たせ信頼関係を築くことで父親としての再生をも促していくのです。選手たちからのビルへのプレゼント。あの粋なサプライズには私も涙腺緩んじゃいましたよ。

ラストはまるで『がんばれ!ベアーズ』みたいな結末でしたけど、こういう決着の仕方も好きなのでここでも涙腺緩んじゃいました。劇的な結末ももちろん好きですけど、これはこれで背伸びをし過ぎない等身大のドラマって感じで好きなんですよね。

もっともっと躍動感があれば青春度もグっと高まったように思いますし、ややパンチに欠け地味さも否めませんが、軽い爽やかな心地よさが感じられる作品でした。


青春度★★★☆