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ワールド・ウォーZ最初の頃にながれていた劇場予告編ではエイリアンの地球侵略系のSFパニック映画みたいに思っていたんですけど、その後の別バージョンでゾンビ映画だったというのを知って意外でした。たぶんまたウィルスや謎の病気の蔓延か何かなんでしょうけど、これがゾンビ映画だとしたらこの予告編から伝わってくるスケールの大きさは破格級かもしれませんね?ブラピ主演にも大いに期待して観に行ってきました。

出演はその他に、ミレイユ・イーノス、ジェームズ・バッジ・デール、ダニエラ・ケルテス、デヴィッド・モース、ルディ・ボーケン、ファナ・モコエナ、アビゲイル・ハーグローヴ、スターリング・ジェリンズ、ファブリツィオ・ザカリー・グイド、マシュー・フォックス
監督:マーク・フォースター

+++ちょいあらすじ
元国連捜査官のジェリーはある日妻と二人の娘を乗せて車を走らせていた。途中渋滞にはまるも車内でクイズで遊び楽しい時間を過ごしていた。ところが突如周囲が慌ただしくなったかと思うと前方で爆発音と共の黒煙が上がる。そして暴走するトレイラーが白バイをはねとばし、ただならぬ状況に危険を察したジェリーはすぐに車を走らせるが・・・
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観応えありましたァ。ドキドキハラハラさせられっぱなしで落ち着く暇がないほどで面白かったです。ゾンビ映画なんてもうすっかりネタが尽きてるように思ってましたけどアイデア次第でまだまだいけそうですね。それも優れた脚本があってお金をしっかりかけて作ればこんなにスケールの大きい迫力のある作品にもなるわけですから、まったく侮れません(笑)。

世界を震撼させる恐怖の事態は何の予兆もなくある日突然発生します。妻カリンと二人の娘レイチェルとコニーを乗せ車を走らせていた元国連職員の主人公ジェリー・レーンは渋滞にひっかかり停車している時、その事態に遭遇します。暴走するトレイラー、逃げ惑う人々。凶暴化した人々が次々と人を襲い襲われた人々も凶暴化していくのです。やがてその原因が謎のウィルスであることを知ったジェリーはかつての上司から現場に復帰して感染原因の解明に協力するよう依頼されるのです。

いわゆるパンデミックが突如世界規模で発生するわけですが、その感染スピードが速いのなんの瞬く間に拡がっていくのですからその恐怖感はハンパじゃありません。過去アンデッド・ムービーでこれほど速い感染ペースはなかなかないんじゃないかと思うほどです。このアンデッドは音に反応して集まってくるのですが、その数も尋常じゃなかったりして圧倒的マジョリティ。ゾンビ映画でイスラエルを舞台にするのも珍しいかなと思いますが、あのパレスチナと分け隔てる巨大な壁をあんな風に演出してくるなんて思いもしませんでしたね。あれは身震いする悍ましい光景でした。でも実はゾンビの発生を予見して建設していたなんて目から鱗のアイデアかも(笑)。

ウィルスの博士は早々と退場してしまいウィルスの発生源も原因も対処法も何一つわからない八方塞がりな状況に追い込まれていくジェリー。そんな時、序盤の、これはいかにも重要な伏線ですよと暗示するような博士の言葉を思い出すのです。

思うにこの映画の魅力はたんなるゾンビ映画に留まらずサスペンスフルなディザスター・ムービーとして堪能出来るところにあるのではないかと。ウィルスによるパンデミックの恐怖は現実にも起こりえるわけですし、それが未知の謎の病原体である可能性も十分ありえます。さすがにアンデッド化は荒唐無稽にしても戦うべき相手がウィルスそのものかウィルスに感染したゾンビかという違いなのかなと。

ですから、対処法こそ見出したものの決して万事解決めでたしめでたしというわけではないあの結末にこそ、この物語の深い意味がこめられていたように感じるんですよね。進化を遂げていく未知のウィルスに早急に解決するのは現実でも根本的に不可能ですよね。インフルエンザだって一度猛威を振るい始めたら大変なのですから。人類は周期的にこうした危機的状況を体験し乗り越えていかなければならないのかもしれません。

ブラピが原作に惚れ込んだというだけのことはあって入魂の作品でした。


戦争度★★★★☆