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エリジウム第9地区』のニール・ブロンカンプ監督がマット・デイモンを主演に描いたSFアクション・ムービー。予告編の印象だと今作はB級テイストではなく、かなりの大作っぽい感じですね。あのジョディ・フォスターが悪役を演じているということでも興味津々、期待して観に行ってきました。

出演はその他に、ジョディ・フォスター、シャールト・コプリー、アリシー・ブラガ、ディエゴ・ルナ、ワグネル・モウラ、ウィリアム・フィクトナー、ファラン・タヒール
監督:ニール・ブロムカンプ

+++ちょいあらすじ
21世紀の地球は汚染と爆発的な人口増加で環境が悪化し富裕層は宇宙空間に建設したスペースコロニー"エリジウム"へと逃げ延びた。そこではあらゆる病気を完治する医療ポッドが備えられ人々は豊かな暮らしを謳歌するのだった。一方、地球上では医療ポッドでの治療を求めてエリジウムに密航しようとする者たちがいたが、デラコート長官によって無慈悲に阻止されてしまう・・・
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序盤の物語の世界観はどことなく永遠の命を求めて機械の身体を手に入れようとする「銀河鉄道999」を彷彿させましたけど、お話が進むにつれて、これはニール・ブロムカンプ監督ならではの世界観だなぁというのがわかってくるのでした。

放射線を浴び余命5日を宣告された主人公マックスはエリジウムに行って治療するしか方法がないと密航を請け負う友人スパイダーを頼ります。スパイダーは引き受ける条件としてマックスに地球上でビジネスをしているエリジウムの人間の脳内データを入手してくるよう指示するのですが、そのターゲットにした人物の脳内にはエリジウムをリブートさせるための重要なプログラムが記録されていたのです。プログラムを自身の脳に記録してしまったマックスはデラコート長官が差し向けた工作員に命を狙われることになり必死の戦いを繰り広げていくのです。

シンプルなストーリーを緊張感、スピード感たっぷりに疾走していく実にスリリングなSFサスペンスでした。観応えあって面白かったです。意外とこれもそんなにお金掛かっていないのかな?別にチープだと言ってるわけではなくて、マット・デイモンとジョディ・フォスターの存在は際立ってとても豪華なんですけど、だからと言って二人の依存するわけでもなくド派手な映画を狙ってるわけではなくて、質実剛健とでも言いますか、内容の面白さをしっかり追求しているなァという印象なんですね。たぶんそれは脚本の段階でニール・ブロムカンプ監督が描きたいテーマがこの物語の大きな柱となっているからなのでしょう。

国民皆保険制度の日本で暮らしているとなかなか実感しにくいことですけど、貧困ゆえに医療の機会そのものが得られない人たちはこの現実社会にも存在してニール・ブロムカンプ監督は前作に続いてアフリカ社会の現状をまたもや今作に投影させたのかもしれませんね。そうなんです、今作も前作同様に社会的テーマを内包した娯楽SF映画だったんですね。

あの結末はわりとあっさり予想がついてしまったので、出来ればもう一捻り、意外性のあるサプライズが欲しかったかも。


社会度★★★★