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ちりも積もればロマンス1997年のIMF経済危機で不況に陥った韓国社会では日本のバブル崩壊と同様に若者たちを就職氷河期が襲いました。韓国版ロストジェネレーションである主に1970年代後半〜80年代前半に生まれのその世代は大卒でも非正規雇用を余儀なくされた平均給与額が88万ウォンだったことから88万ウォン世代と呼ばれているそうです。この映画はそんな88万ウォン世代の若者たちのリアルな姿を描いたロマンチック・コメディ。監督は本作がデビュー作となるキム・ジョンファンです。

出演はその他に、ハン・イェスル、イ・サンヨプ、シン・ソユル、イ・ジェウォン
監督:キム・ジョンファン

+++ちょいあらすじ
就職活動も上手くいかず母親からの仕送り頼みの生活を送るジウンは家賃を滞納しついにアパートを追い出されることに。そんなジウンに救いの手を差し伸べたのは近所で暮らす女の子ホンシル。宗教、病気、恋愛はお金が惜しくてできないという生活哲学を持つ彼女はジウンにお金を稼がせてあげるから2か月間何でも言う事を聞けと提案する・・・
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韓国のTVドラマや映画を観ていると屋上部屋というのがよく登場して、しかも貧乏若者たちのマストルームとして扱われてるんですけど、見方によってトレンディなお洒落アイテムにも映るんですよね。日本人目線だからなんでしょうけど。

就職活動をするも真剣味が足りないせいで上手くいかず親の臑をかじり続けるのはソン・ジュンギ演じる主人公ジウンです。ついには家賃滞納でアパートを追い出されてしまいますが、そんな窮地を隣のアパートの屋上部屋で暮らすハン・イェスル演じるホンシルに救われます。ホンシルは自身の生活哲学に基づきドケチ精神で小銭を稼いでは貯蓄運用しており、ジウンにお金を稼ぐノウハウを教えるかわりに2ヶ月間自分の言うことをきくよう提案するのです。困惑しつつも切羽詰まったジウンは提案に応じ、そして少しずつながらも儲けを増やしていきます。しかし、ホンシルはジウンの知らないある目論みを隠しジウンを利用していたのでした。

恋愛モノと言えば恋愛モノなんですけど主人公のジウンとホンシルの恋愛がガッツリ描かれていくわけじゃなく、むしろそこは薄口に描いているのが良かったかも。ホンシルは財テク指南をしてくれる男性に想いを、ジウンはバイク仲間の女の子を狙っていてそれぞれにちょっとしたドラマが用意されているのです。

主人公ジウンを演じるジュンギ、なかなか良かったですね。イケメンを気取るのではなくあくまで三枚目のダメ男。それがワタシ的にはツボで終盤ホンシルのために奔走する姿に好感度上がりました。また、イェスルが演じるホンシルはお金に細かく良く言えば経済観念のしっかりした女の子。でも逆に言えばお金にしか興味がないような無頓着さがあったりするんですけど、本来はとても美しいビジュアルを持つイェスルが化粧っけのないそんなホンシルを演じてるというギャップがまたいいんですよね。とっても可愛かったです。

2011年の作品でようやく観れたって感じなんですけど、コレなかなか面白かったです。とってもチャーミングなロマンチックコメディでした。これも言わば韓国お得意の貧乏話のラブストーリーですよね。なのでありがちと言えばありがちなお話なんですけど、ストーリーにムリヤリ感がなくてとても自然なんですよね。それでもってジュンギとイェスルが演じる主人公が等身大で親しみがもてるキャラなのもあって微笑ましく二人の姿を観ていられましたし、ベタなラストの展開にも胸キュンしちゃいました。


恋愛度★★★★