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偉大なる、しゅららぼん独特の世界観で読者を魅了する作家・万城目学さんの同名小説を『犬とあなたの物語 いぬのえいが』の水落豊監督が濱田岳さん、岡田将生さんを主演に映画化した作品です。万城目学さんの作品ってどうジャンル付けしていいのか悩みますが、大きな括りでは歴史ファンタジーと言っていいのかな?予告編からして面白そうでしたけど、どんなお話なのか予想出来ないところもまた魅力的で期待して観に行ってきました。

出演はその他に、深田恭子、渡辺大、貫地谷しほり、佐野史郎、高田延彦、森若香織、田口浩正、大野いと、小柳友、津川雅彦、笹野高史、村上弘明
監督:水落豊

+++ちょいあらすじ
琵琶湖畔の街・石走にある本家へとやってきた日出涼介。日出家は1300年来代々琵琶湖から不思議な力を授かる一族でありその能力を持つ涼介も高校進学を機に本家で修行を積む事に。本家の跡取り息子の淡十郎は最強の力の持ち主とされており殿のように扱われており彼と一緒に高校に通う涼介は供の者のように扱われだし・・・
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メチャメチャ面白かったァ。この世界観からしてたまらないんですよね。ありそうでない斬新な世界観とストーリーにすっかり引き込まれてしまいました。基本的に物語の入り口としては日常を舞台にした緩やかなファンタジーなのですが、物語が進むにつれ奥深く壮大なスケールへと広がっていきます。

荒唐無稽なお話にこうも自然な説得力を与えるには脚本、演出、役者と全ての良さが揃ってないと難しいでしょうね。もちろん原作の良さもあるんでしょうけどそれを表現出来たのは。このキャスティングによるところが大きいかもしれません。特に濱田岳さんの存在は効いてましたね。なんでも役作りなんてやりようのないキャラクターだったのでノリと勢いで演じたそうですが、濱田岳さんが作りだすあの淡十郎の独特の空気感は天才的と言えるでしょう。

日本の実写映画では現代版ファンタジーはどちらかといえば不得意なジャンルのように思うのだけど、こういう風に歴史や風土、神話、伝承などをモチーフにしていくことでとても親しみの持てる独創的な作品に仕上がるんですよね。それは原作である万城目学ワールドの魅力でもあるんでしょうけど、実はまだ一度も読んだことがないので、今度手にとってみようかな?

まぁファンタジー映画が不得意なのはお話よりも映像化する技術の問題なのかもしれませんが、その点でも今作はわりと良く出来ていたように思います。琵琶湖が裂けていくシーンはまるで『十戒』かと思ったし(笑)。

エンドロールの映像も物語の歴史的な世界観を映し出してとても良かったですしエンドロール後にもワンシーンありますのでお見逃しなきように。


娯楽度★★★★☆