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LIFE!平凡で空想癖のある主人公が未知なる土地への旅を経て変化していく姿をベン・スティラーが監督、主演を務めたヒューマン・ドラマです。ここ最近公開された映画の中では劇場予告編を目にする回数がダントツに多かったような気がしますが、あまりに力を入れて宣伝されると期待もありつつ、期待ハズレに終わる不安もあったりするんですけど、いったいどんなお話なのでしょう?

出演はその他に、クリステン・ウィグ、アダム・スコット、キャスリン・ハーン、シャーリー・マクレーン、ショーン・ペン
監督:ベン・スティラー

+++ちょいあらすじ
写真雑誌「LIFE」でネガ管理の仕事に従事する地味な男性ウォルター・ミティ。平凡な毎日を送り続けるウォルターはその虚しい現実から逃避するように妄想に浸ることが好きで、最近は想いを寄せる同僚のシェリル・メルホフのことばかりを考えてしまうのだった。そんなある日のこと、デジタル化の時代の波によって経営が悪化したLIFEに買収した企業からスタッフが送り込まれリストラが始まろうとしていた・・・
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これは傑作ッ、ファンタジックな空想の世界とリアルな冒険物語が混じり合うようにして壮大なスケールで素晴らしい人生讃歌を紡いでいく物語でした。

主人公のウォルター・ミティは写真雑誌LIFEでネガ管理の部署で働く平凡な男です。人付き合いは苦手で妄想癖のある彼が最近夢中になっていることは同僚のシェリル・メルホフのことばかり。そんなある日のこと、デジタル化の波によって経営が悪化したLIFEは買収され社内にはリストラの嵐が巻き起ころうとしていました。そんな中、写真家ショーン・オコンネルが送ってきた最終刊の表紙を飾るネガが無いことに気づいたウォルターはショーンに直接会ってネガの存在を確かめようと彼を探し求めてグリーンランへと向かうのです。

凡庸な日々の中で地味な仕事に勤勉に従事してきた主人公ウォルター。たしかに彼の人生は面白味には欠けたように思えるかもしれません。だって他人をビックリさせるような冒険談なんてそうそう転がってるはずもないですよね。でも冒険の始まりというのは些細な、ことをきっかけにその一歩を踏み出すか踏み出さないかで大きく変わるものなのかもしりません。人生とは世界を知り、誰かを知ること。自分から歩き出さなければ、走り出さなければ人生は何も動かないのです。そしてつまりは冒険の中身、大小ではなく自分の人生そのものが常に冒険であると言えるのかもしれませんね。

とても印象的だったがLIFE最終刊を飾る25番のネガの内容が明らかとなるあのラストシーンです。ネガの行方もその内容もお話が進んでいくうちに何となく察しはついてしまいましたけど、その直前のウォルターがテッドに放つ言葉と表紙にこめられた想いに心揺さぶられてしました。一見平凡に思える人生でもその人なりの誇れるものがあり輝きを秘めているのですね。そして見ている人はちゃんと見ていてくれているのです。

あの『ベンジャミン・バトン』をパロディにしてくるとは思わなかったですね(笑)。妄想甚だしいですけど、実は私も妄想好きなので共感度高しでした。でも個人的には『アウトサイダー』ネタのほうがグッときましたね。あのポニーボーイのセリフに反応出来た人が今日の客席にいつたい何人いたことでしょう?

でもきっと、マクドナルドのあのフレーズには多くの人がツッコミを入れたことでしょう。リストラにやってきたテッドがなにげいい悪役ぶりでした。


人生度★★★★★