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グレート デイズ! ―夢に挑んだ父と子―車いすで生活する少年とその父親がスイム3.8km、バイク180km、ラン42.195kmという過酷なアイアンマンレースへの挑戦を通して二人が失った絆を取り戻していく姿を描いたフランス発のヒューマンドラマです。少年役は自身も車いす生活を送りオーディションで選ばれたファビアン・エローで彼の熱演もあって本国フランスで大ヒットを記録した作品だそうです。

出演はその他に、アレクサンドラ・ラミー、ファビアン・エロー、ソフィー・ドゥ・フュアスト、パブロ・ポーリー、グザヴィエ・マチュー
監督:ニルス・タヴェルニエ

+++ちょいあらすじ
フランスのアルプスの山々に囲まれた町で暮らす17歳の少年ジュリアンは幼い頃から車椅子で生活をしていた。父ポールはそんな息子とどう接していけばいいかわからず逃げるように遠方地での仕事に従事していたが、失業したために久しぶりに帰ってくるが・・・
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観る前に想像していた通りのお話でその域を超えることもありませんでしたけど、でもいいお話でありました。これは親子が絆を取り戻し家族を再生し大きな夢に挑戦する物語です。

物語の舞台はフランスのアヌシー地方。アルプスの山々に囲まれたこの地で暮らすジュリアンは電動車椅子で日々生活している17歳の少年です。父親のポールはそんな息子との接し方がわからないのかジュリアンの面倒は母親クレールと娘ソフィに任せ自分は逃げるように遠方での仕事に従事していました。しかし、その仕事も解雇され帰ってきます。相変わらずジュリアンとは口をきかないポールでしたが、そんな父がかつてトライアスロンに取り組んでいたことを知ったジュリアンは一緒にニースで開催されるアイアンマンレースに参加しようと訴えるのです。

アイアンマンレースを拒否していたポールがジュリアンの想いと熱意を知り、共に日々過酷なトレーニングを積み重ねていくことであらためて親子の絆を育んでいく姿はとても良かったです。こうなればレースの結果は二の次でも良さそうになりますが、あえて完走を宣言する父親の言葉に胸が熱くなるのです。そう、やっぱりこれは父親の再生の物語でもあるんですよね。

いつの間にか自転車が本番のレース仕様に変わっていたりとか、もうちょっといろいろ掘り下げて描いてほしいなと思うところがあるものの、シンプルに家族の姿に焦点を当てているところにはとても好感が持てました。

人によってはジュリアンは何もしていないだろうと揶揄するかもしれませんが、ジュリアンは自分なりに出来ることを精一杯しているはずですし、父親を奮い立たせ家族の絆を取り戻したのは彼の功績。ジュリアンのような子供が家族の潤滑油となり原動力となるのは実際にもよく耳にする話なんですよね。

「ヘレンケラー」の伝記でも本当に素晴らしいのはサリバン先生の並々ならぬ努力であったのと同様にこの物語も実の主人公は障害を持つ息子ジュリアンによって勇気づけられた父親ポールであると言えるでしょう。


挑戦度★★★★