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アメリカン・スナイパーアメリカ軍史上最強の狙撃手と言われた故クリス・カイルの自伝をクリント・イーストウッド監督がブラッドリー・クーパーを主演に映画化した戦争ヒューマンドラマです。短い劇場予告編でもさえもただならぬ重厚感が伝わってきてゾクゾクしちゃって、とても期待して観に行ってきました。


出演はその他に、シエナ・ミラー、ルーク・グライムス、ジェイク・マクドーマン、ケヴィン・レイスズ、コリー・ハードリクト、ナヴィド・ネガーバン、カイル・ガルナー、ベン・リード、エリース・ロバートソン、ブランドン・サルガド・テリス、キーア・オドネル
監督:クリント・イーストウッド

+++ちょいあらすじ
愛国心から米海軍特殊部隊ネイビー・シールズに入隊したクリス・カイルは狙撃手としての優れた才能を認められ2001年の同時多発テロの後にイラクへと何度か派遣される。過酷な状況の下、驚異的な狙撃精度で何度も味方の窮地を救ったクリスはやがて仲間たちから"伝説"と称されるようになるが・・・
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つまりクリス・カイルも戦争の犠牲者なんですよねぇ。

とにかく凄い、凄い映画でした。迫力ある臨場感あふれる銃撃戦たっぷりでしたけど、でもこれはアクション映画ではないし娯楽映画でもないですよね。

この映画は観ていて楽しいと思えるところは何一つありません。ただただ戦争がもたらす現実に息苦しさを覚え心が押し潰されそうになるのを堪えながら、物語そのものに深く強く飲み込まれていくのです。

劇中では何度か“伝説”や“ヒーロー”という言葉が使われますが、言われるクリスの表情はいつも浮かなく虚無感を漂わせます。たしかに命を救われた者からすれば間違いなくクリスはヒーローです。でもそのためにクリスは多くの人たちの命を奪ってきたわけで、彼が心に抱え込んでいく負荷の重さは計り知れないのでしょう。

ここで賞レースの話をするのは野暮かもだけど、あまりに直近なことなので触れちゃいますが、これはアカデミー会員の好きそうなお話かなと。でも確かに戦争の現実を直視する素晴らしい作品だったと思います。


過酷度★★★★☆