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あん河瀬直美監督がドリアン助川さんの同名小説を原作に樹木希林さんを主演に小さなどら焼き屋で粒あん作りを担う元ハンセン病患者の女性の姿を描いたヒューマンドラマです。

出演はその他に、内田伽羅、市原悦子、水野美紀、太賀、兼松若人、浅田美代子、竹内海羽、高橋咲樹、村田優吏愛
監督:河瀬直美

+++ちょいあらすじ
町の小さなどら焼き屋“どら春”で店長として働く中年男、千太郎。ある日店に求人募集の張り紙を指差し働かせてほしいと老女が訪れる。一度は断るが後日訪れた老女が作ったという餡を食べた千太郎はその絶品の味に魅せられぜひ働いてほしいと頼み・・・
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前評判も良かったのでそれなりに期待はしてましたけど思いのほか素晴らしい作品でしたね。今まで観てきた河瀬直美監督の作品の中では一番良かったんじゃないでしょうか?これまでと違いこれなら商業的にもこれはお客さん呼べそうだし、とにかく私は好きでした。これまでとは違ってセリフがしっかりありましたし(笑)、登場人物たちにもとても惹かれ引き込まれました。もちろんそれは名優である樹木希林さん、永瀬正敏さんの存在がかなり大きいのも言うまでもありません。

物語の舞台は東京のとある町にある小さなどら焼き屋さん「どら春」。中年の店長・千太郎が一人で切り盛りするこの店にある日年老いた吉井徳江という女性が訪れることでドラマは静かに大きく動き始めます。徳江は賃金は安くても構わないからここで働かせてほしいと申し出ますが、高齢では難しいと千太郎は断ります。しかし、後日再び訪れた徳江が作ったという粒あんを食べた千太郎は絶品の美味しさに驚き、徳江を雇い彼女にあん作りを指導してもらうのです。

徳江直伝の餡のおかげでお店も予期せず繁盛、どこか陰のある千太郎の表情に笑顔が増えてきます。しかし、徳江の背負うある事実が千太郎を悩ましていくのです。

たぶん人物像や演技について河瀬直美監督はほとんど注文つけなかったんじゃないでしょうか?少なくとも樹木希林さんと永瀬正敏さんに関しては全て二人に任せてたように思えました。まるで当て書きしたかのように感じられましたし、またその二人の魅力がそのまま作品、物語の魅力となっていたんですよね。

時おり挿入されていく景色が四季の移り変わりを表していきましたけど、あれは徳江と千太郎の人生の時の流れを描いていたんですよね。


人生度★★★★★