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わたしに会うまでの1600キロアメリカ西海岸を南北に1600kmを3ヶ月かけて自然歩道踏破に挑んだ女性シェリル・ストレイドの自伝小説を原作にリース・ウィザースプーンの主演で映画化したヒューマンドラマです。


出演はその他に、ローラ・ダーン、トーマス・サドスキー、ミキール・ハースマン、ギャビー・ホフマン、キーン・マクレイ、ケヴィン・ランキン、W・アール・ブラウン
監督:ジャン=マルク・ヴァレ

+++ちょいあらすじ
アメリカの西海岸をメキシコからカナダまで1600キロになる自然歩道パシフィック・クレスト・トレイル(PCT)の踏破に挑戦するシュリルはスタートして早くも後悔する。特にトレーニングしたわけでもなく詰め込み過ぎた巨大なバックパックは重く、野外での生活も失敗の連続。何度もやめようと考えるが、それでも歩みを止めないシュリルの胸中は亡くなった母への想いで溢れていた・・・
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何だか想像以上に過酷な旅でどんよりと重いお話なんですね。それだけに魅入ってしまう作品でもあったわけですけど。

主人公シェリルは何のトレーニングも経験も無しにメキシコからカナダまで踏破する1600キロのPCT(パシフィック・クレスト・トレイル)に挑み始めます。その理由は旅する物語の中で回想的に綴られていきますが、シェリルは愛する母を亡くしたの機にヘロインとセックスに溺れ夫と離婚。ドン底にまで落ちた人生と自身をリセットしようとPCTに挑戦したようです。ある意味苦行僧みたいなヒロインなんですが、なんせ素人のシュリルですから、無駄に詰め込みすぎた荷物や肝心な装備がなかったりとアクシデントの連続。

男性でもキツイPCTにそんなシュリルが一人で挑むのは無謀とも言えたのです。しかし自分でもバカなことをしてると思いつつもシュリルは決して諦めることなく、出会う人々たちにも助けながら困難を乗り越えていくのです。

せっかく、この先は暑くなるから水を多目に持っていったほうがいいよと助言してもらったのに、途中の給水タンクをあてにして従わなかったり、このヒロインは自ら窮地を招くんですよね。燃料だって固形燃料も用意しとけばいいのにと思うし、そもそもこの旅に挑む理由からして私には全く共感出来ないのです。それは何故かと言えばこの過酷な旅に挑むことになったヒロイン・シェリルの抱える事情があまりにダメダメだからです。

それでも、この過酷な挑戦を成し遂げれば何かが変わると信じるその気持ちはとてもわかる気がするんですよね。私もそうだから。シュリルにとってこの挑戦は愛する母の想いを裏切って自暴自棄になり堕落してしまったことへの贖罪の旅であったように思うのです。旅の中でシュリルはたえず母と過ごした時間を思い出し過去の自分を見つめ直していきます。映画を観ながらずっと感じていたことですが、シュリルは米国版のお遍路さんをしていたのではないでしょうか。禊を果たすことでやり直したいと思っていのではないかと。

他人からみたら無意味に思えることでも自分にとって大きなテーマを掲げての挑戦は成否に関わらず自信となり人生の糧となることでしょう。

それにしてもこの邦題って軽すぎじゃない?


人生度★★★★