ブログネタ
日本映画3 に参加中!
レインツリーの国原作の「レインツリーの国」はそもそもは有川浩さんによる小説『図書館戦争』に登場する劇中小説で小牧と聴覚障害を持つ女子高生・毬江の心を繋ぐと共に事件の引き金となってしまう小説。TVドラマ版「図書館戦争 BOOK OF MEMORIES」のエピソードだけど、このドラマでは何故か別の小説になってましたね。その小説がいわばスピンオフした原作を映画化したものです。アイドル映画になってしまったのが不安ですが、監督はこれまでにも有川作品を手がけてる三宅喜重さんということで期待します。

出演はその他に、森カンナ、阿部丈二、山崎樹範、片岡愛之助、矢島健一、麻生祐未、大杉漣、高畑淳子
監督:三宅喜重

+++ちょいあらすじ
東京の食品会社の営業として働く向坂伸行は大阪にある実家の部屋を片付けていて愛読していた小説「フェアリーゲーム」がないことに気づく。どんな結末か思い出せず、ネット検索をした伸行は「フェアリーゲーム」のファンと思われる“レインツリーの国”というブログにたどり着き・・・
+++

向坂と人見を繋げる本ってあんなライトノベルだったの?あんな流行りのアニメキャラにもなっててけっこうショックなんですけど私(笑)。 有川浩さん自身がライトノベル作家を自称されてるし偏見はないつもりだけど、あのイメージはなかったもので、スミマセン。

原作小説はそんなに厚みもなくてあっという間に読み終えてしまったような覚えがありますが、それゆえに映像化しやすかったのかもしれませんね。むしろ原作よりも奥行きが広がったような印象を受けました。特に人見のキャラクターは輪郭もその性格もより鮮明に際立っていたように思います。

私自身も聴覚障害者の友人がいるので、原作はその友人とたちや自分の経験とシンクロさせて読んでました。映画を観るなら字幕付き、お喋りは口元が見やすいようになるべく対面で。聴覚障害は比較的ドラマの題材になってるほうじゃないかと思うけど、有川浩さんのタッチは丁寧に不覚踏み込みながらも1人の女の子の恋愛として自然に描いているところに好感持てましたし、この映画も誇張せずにその思いを大事にしてるのが伝わってきて良かったと思います。

向坂と人見はちょっとした言葉の行き違いや誤解からすれ違いますが、ふたたび二人の糸を繋ぐのも言葉のやり取り。どんな形にしても思いを伝えることが大切で、髪を切り補聴器を見せる人見のそれも彼女の伝えたい思いなんですよね。

人見の他人に知られたくない気持ちもわかるけど察してちゃんではただのわがままだよね。思うにマタニティマークは困っている、助けてほしい、という思いが感じ取れないのが問題かも。あれは幸せアピールだもんね。


恋愛度★★★☆