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黄金のアデーレ名画の帰還学生時代にグスタフ・クリムトを敬愛する友人がいて彼女が作る服は基本クリムトにインスパイアされてたんですよね。なので私もちょっとばかり影響を受けてクリムトの画集は持ってたりするんですけど、そのクリムトの名画「黄金のアデーレ」をめぐる物語です。

出演はその他に、ライアン・レイノルズ、ダニエル・ブリュール、ケイティ・ホームズ
監督:サイモン・カーティス

+++ちょいあらすじ
1998年のアメリカ・ロサンゼルス。小さなブティックを営む高齢のマリア・アルトマンは亡くなった姉ルイーゼが戦時中ナチスに没収され後にオーストリア政府の手に渡った絵画の返還を求めようとしていたことを知り・・・
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なんか、泣けるとかそういう事はなかったですけど、ものすごいトリハダ立つくらいに感動してしまいました。これは素晴らしい作品でした。

あのクリムトの名画の背景にこんな出来事があり、そしてあんな過酷で激動の時代の中で悲しい歴史と運命を背負って生き抜いてきたなんて全く今の今まで知りませんでした

物語の舞台は1998年。主人公・マリアは亡くなった姉が故郷のオーストリア政府にナチスに没収されたクリムトの絵画の返還を求めようとしていたことを知ります。それはマリアの叔母アデーレを描いた「黄金のアデーレ」。マリアは友人の息子ランディを弁護士に二度と戻らないとしていた祖国をオーストリアを訪れるのです。

物語はそうして1998年からのエピソードを軸にしながら、マリアの幼少時代からナチスドイツに侵攻されユダヤ人のために迫害された第二次世界大戦下の出来事を絡め、過去と現在を行き来しながら重層的に描いていくのです。

私にとってクリムトといのは退廃的で前衛的な芸術家というそれだけのイメージというか人物像より作風の印象しかなかったので、この映画はクリムト自身を描いたわけではないけれども、あの有名な絵画の裏側にモデルであるアデーレの家族に纏わるこんな数奇的な運命のドラマがあったことにとても驚かされました。これは歴史に運命を翻弄された家族の物語でもあるのです。

私の知識の浅さもあるけれども、これからあの絵を観た時に間違いなく抱く印象が変わることでしょう。Tシャツにプリントしてる場合じゃないって。


歴史度★★★★★