歴史は繰り返さないが、そのパターンは時として繰り返す。

確か、渡部昇一氏の言葉だったと思ったが記憶が定かでない。

よく「歴史は繰り返す」と言われるが、氏は歴史は繰り返さないが似たようなパターンが時々見られるというような事を書いておられたと記憶している。

戦後初めて日本国民がその権利を行使して、自民党一党支配から民主党政権へと権力を付託した。

人々は平成維新の始まりだと心を熱くし、幕末明治維新の時代と現代を重ね合わせ、新たな日本を作り出す政治の行く末へ期待する。

しかし、ふと立ち止まって注意深く見ると日本が太平洋戦争へと突入していく時代とも似ている事に気付く。


自らを天皇の軍隊と呼び、政治家の干渉を受けないようにし暴走していく官僚組織、関東軍。
大本営発表をそのままタレ流し、鬼畜米英と世論を煽る朝日、読売、毎日の各新聞社。

当時の政治家は軍隊の暴走を止められず、その結果戦没者230万人、民間犠牲者80万人と国民に大きな犠牲を強いた。
その多くは日本の将来を背負って立つべき若者であった。

現在起こっていることは、政治の干渉を受けず自らの出世欲で他人の人生を犠牲にし
調書を取る為にヤクザ顔負けの精神的リンチ、拷問を行い、罪を捏造する地検特捜部の青年将校達の暴走。

検察組織の大本営発表を、バイアスをかけて一方的に世間に撒き散らす記者クラブを中心としたマスメディア。

検察の捜査に何の疑問も持たずに冤罪を量産する裁判所。

前田検事の押収資料改ざん事件のマスコミ報道は村木元厚生省局長や小沢一郎氏に対する報道と同じである。
相変わらず地検のリークを一方的に流し地検の世論操作に加担している(国家公務員、特に検察は守秘義務があるにも関らず違法に出された意図的な情報を元に)。

本来権力を監視、批判すべきジャーナリズムは無責任にもその使命を放棄し、官僚組織の暴走に手を貸している。

また冤罪を作り出そうとしているのではないかとさえ感じる。

この度を越した情報操作は、話に聞いた戦時中の状況にあまりにも似ているではないか・・。


現代の日本は、明治以来権力が総力を挙げて築き上げた中央集権システムを、国民の選ぶ政治家から
20代前半にペーパーテストの点数が良かっただけのエリート官僚組織に握らせてしまった。

そのエリート官僚組織と利害の一致する大手マスメディアが大キャンペーンを張って世論を操作し自らの利権を守ろうとする。

国民の選んだ政治家のトップに居るのは、参議院戦で大敗しても責任も取らず、ただ権力欲が強いだけで自分では政策の一つも掲げられない。

最大の目標はその地位にしがみつく事で一秒でもその地位に留まりたいだけの人である。
その人は国民の生活など気にもせず、世論調査(操作?)の数字と、政敵を陥れることだけに気を揉んでいる。

流石にここまで見せ付けられると日本の将来に絶望感すら感じてしまう。


第二次大戦の悲劇は、日本に政治家が育っていなかった事にある。
あれ程悲惨な結果を招く前に、政治家があらゆるチャンネルを使って戦争を終結させる努力をすべきであった。

民主党代表選を見ていて、菅総理が再選される理由には驚かされた。
あれだけの参議院選挙大敗を喫しても責任を取るどころか期間が短いだのクリーンだのと意味不明?の理由で再選される。

参議院戦で大敗しても執行部が誰も責任を取らない組織、民間企業であればさほど時間を置かず倒産するであろう。

自治会の会長選んでいるのとは訳が違う。国民の生命と財産を預けるリーダーを選ぶのだ。

選んだバカタレのおかげで国民が何十万人も死ぬ事だってあるのだ。
たった3日間でも選んで失敗だと思ったら変えなければ成らない重要なポストである。
参議院選挙で歴史的大敗をした菅政権は、その正当性に大きな問題がある。

一部の世論調査の結果ではなく国政選挙で大敗しているのである。

尖閣諸島の対応や円高、経済政策、雇用問題に対する姿勢あらゆる問題に対処する能力、見識を見ていると、
この人々に権限を与えたままで大丈夫だろうかと思ってしまう。

私は小泉氏はあまり好きでないが、それでも菅総理よりもこれからの日本の姿が想像できた。


政権公約を掲げて国民に政権を付託されたら公約の実現に最大限の努力を払うのは当たり前の事だ。
それをやってくれなければ国民は何を基準にして投票したら良いか分からない。
政治不信が益々高まって誰も投票所に行かなくなるだろう。

検察審査会の議決で小沢一郎氏の政治生命を絶とうとする勢力が勢いを増している。
昨今の反小沢キャンペーンを見ていると、この国には政治家と呼べる人間は小沢一郎氏しか居ないようだ。

考えれば現在の利権の構造にぶら下って生活している人々は全国津々浦々にまでいる。
その人達が命がけで利権を守ろうとしている。

小沢氏はもう一度脱藩をして暴走する官僚組織から権力を奪い取る事、中央集権打破、地域主権の旗を掲げて政界を再編させるべきだろう。

この無能な菅政権に権力を与えた最大の責任者として。

大衆文化が花開いた江戸時代のように、緩やかな連邦制の元に地方が共存できる時代に政治を進めて欲しい。

超えるべき壁は巨大で分厚い。現状では超えられるかどうかも分からない。

がしかし、徹底的に情報管理をした巨大権力ソ連共産党が崩壊したのはインターネットの出現によってであった。
国家権力は民の情報を管理しようとするが、ネットの世界でそれは不可能で各個人個人で好き勝手な情報を発信してしまう。

そして情報の受けて側も(玉石混淆ではあるが)様々な情報に触れる。
その中には、ダイヤモンドの原石(情報)も隠れている・・。

マスコミの示した世論調査と大きく食い違うネット社会での論調、
いくらマスコミが民意だと声を張り上げてもネットの論調は無視できない存在になりつつある。

既存のマスメディアは、その使命を終えようとしているのかもしれない・・。

歴史のパターンが、暗黒の情報管理社会ではなく明日への希望が持てる新たな平成維新に向かっていくことを祈るのみである。

先ほどドル円が82円を割って81円台に突入した・・菅政権を嘲笑うかのように・・・。

東京円日足